288 日記再録 2008.10.21.

2008年10月21日の日記。
(翌日、湘南ビーチFMウェブサイトのトップ頁に掲載)

 夜の番組はノーマン・ウィットフィールド追悼その二。

 モータウンが六十年代のいわゆる「モータウン・サウンド」から「その次」の音楽を創り始めた時期、スティーヴィー・ワンダーやマーヴィン・ゲイ等がプロデューサーも兼務して、クリエイティヴ・コントロールの主導権を握ったのよりも数年前から、プロデューサーであるノーマンは「ザ・テンプテイションズ」という五つの声を手中に収め、その全てをコントロールしていた。アルバム・カヴァーの表側に堂々と「Produced by Norman Whitfield」と、しかもモータウンで印刷させてしまう裏方だったのだ。

 「Papa Was a Rolling Stone」他、ヒット曲も多い。ファンク(特にスライ)に大きな刺激を受けた独自のファンクをモータウン内で創り続け、そのスライや上記の同胞等と刺激を与え合ったのだと思う。毎年出されたアルバムに一曲か二曲は入っていた、催眠的とも言えるパターン・ミュージックには引き込まれる。

 ータウン期の後編に続いて、次回(多分来週)はウィットフィールド・レコーズ以降を駆け足で紹介する予定。
 その次はフォー・トップスの光り輝くリード・ヴォーカリスト、リーヴァイ・スタッブズの追悼だ・・・。

 両親と近い歳の音楽家の訃報が続いている。嫌だ嫌だ。

補遺

 ノーマン・ウィットフィールド(ホイットフィールド)追悼の拙文はこちら。
 リーヴァイ・スタッブズ(リーバイ・スタッブス)追悼の拙文はこちら。

 R&R初期=五十年代活躍組に続いて、順当に、残酷な程、順当に、六十年代組も、いよいよ天国の方が豪華な顔触れになって来た。

ザ・テンプテイションズ(六十年代メンバーの4/5)
フォー・トップス
マーヴィン・ゲイ
レイ・チャールズ
サム・クック
ジェイムズ・ブラウン
オーティス・レディング
ファンク・ブラザーズ

エルヴィス・プレズリー(プレスリー)
 (五十年代デビューですが亡くなるまでずっとトップ・スターでしたので)
ロイ・オービスン
ジョン・レノンとジョージ・ハリスン(ハリソン)
デニス・ウィルスン(ウィルソン)とカール・ウィルスン
スティーヴ・マリオットとロニー・レイン
キース・ムーンとジョン・エントウィスル
ダスティ・スプリングフィールド

ジミ・ヘンドリクス、ノウル(ノエル)・レディング、バディ・マイルズ(マイルス)のトリオというのは無さそうだけど(笑)。

 会・進行はエド・サリヴァン。
 早死にした悪ガキどもを、険しい表情で紹介(笑)。観たいなあ。

人見 ‘Hit Me!’ 欣幸, ’08. (音楽紹介業)

人見 欣幸

音楽紹介業(ラジオ、活字、ライヴハウス、インタネット等で音楽を紹介)
1967年神奈川生まれ・育ち・在住
1978年より洋楽中心生活者
1991 文筆デビュー
1995 ナイル・ロジャーズにファンレターを渡す(交流開始)
1997 レギュラーラジオ番組開始
2011 Nile Rodgers/CHIC応援組織 "Good Times" を内海初寧と結成、同年よりウェブ番組 "Good Times TV" 開始(13年まで)
2019 新メンバーを加え、六月より "Good Times Tube" としてウェブ番組を復活

■favorite musicians:
Nile Rodgers,Bernard Edwars&Tony Thompson
山下達郎,伊藤広規,青山純&難波弘之
竹中尚人,加部正義&ジョニー吉長

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