ザ・フロント・ロウのライヴや「Good Times Talk」で御世話になっているライヴ・カフェ、
武蔵小山アゲイン
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七月十一日に更新された同店のウェブサイトトップ頁より転載:
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2015年7月8日(水)に音楽評論家の相倉久人さんが残念ながらお亡くなりになりました。つきましては7月20日に予定されていた相倉久人さんの「相倉さんチャリティ・イベント」は「相倉さんを偲ぶ会」としてその足跡をたどる集まりになりました。すでにオークション用に物品をご提供していただいたアーティストの方々には許可をいただいて実施するかどうか決めたいと思います。取りあえず呼びかけ人で関係の深かった伊藤銀次さんにはカフェにいていただき、相倉さんにまつわるお話しやイベントの際の映像等を紹介したいと思っております。お時間のある方、7月20日(月・祝)12:30-23:00 場所:武蔵小山アゲイン。当日はカフェ形式で営業しております。
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アゲイン店主の石川氏は相倉氏と親交があり、昨年九月には伊藤銀次氏のトーク・ショウにお招きするという形で氏の同店への初出演を実現させています。文中にある二十日のイヴェントも、当初は相倉氏の出演日となっていましたが体調を崩したので出演を見合わせる事となり、支援のチャリティ・イヴェントとして当日を迎える予定で準備を進めていた所に訃報が。
企画は二転し、しかし「相倉久人の日」のまま変えず「偲ぶ会」とし、伊藤氏はじめ所縁の方々にも声を掛けてお集まり頂く、入場料無しのカフェ形式での営業となったそうです。
上記した昨年九月の模様は映像で残しているという事で(昨日、少し見せて頂きました)、その上映も行うとの事。
本当は相倉氏のトーク・イヴェントを定例化して行いたかった、九月の出演はその前哨戦又は第一回のつもりだったとの事で、石川氏の無念いかばかりかと御察しします。しかし偶然の結果として「相倉久人、貴重な晩年のトーク・ショウ」をアゲインで行う事が叶った、その模様を映像で収める事が出来たのは、そても幸運な事だったと位置付ける事で気持ちを整理しようとしているそうです。
氏が語った様々なエピソード、親交のあった方々による氏に関する様々なエピソードに耳を傾ける日となるでしょう。
勿論、相倉氏は音楽紹介業/音楽評論家を名乗る僕にとっては大先輩(「音楽ライター」とかいうチャラチャラした肩書きで自己紹介をしたくないだけとも言える)。
残念乍ら面識は有りませんでしたが、その末席でこそこそとやっている一人として、「音楽評論家」なるものの仕事の幅というか、やれる事・語る/書く事の領域を広げてくれたかたとして感謝し尊敬しています。
遅筆で有名な方だったそうです。言葉選びを慎重にされていたのでしょう。内容の面白さも勿論ですが、先ず「文筆業」を掲げるものとしての文章力が高かった、文章の気高さ、美しさも印象的な方だったと思います。
皆様、万事繰り合わせの上、是非。
人見 “Hit Me!” 欣幸, ’15. (音楽紹介業)
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