結構驚いたのだけれど、中川勝彦の娘が中川翔子である事を知らない音楽仲間が数名居た。
父・勝彦を前から知らない、つまり八十年代ジャパニーズ・ロックを通過していない人ならまだしも、共に(否、当時は互いに知らない仲だったのだが)あの熱い時代を、好き嫌いとはまた別の所で生きた同志と勝手に僕は思っている、四十前後で今尚ロックなニイちゃんネエちゃん(※)にそういう人が居たのは意外だった。
一人は逆に「俺はその『しょこたん』っていうのを知らねぇ!」と絶叫(笑)、そっちは逆に肯けたりして。
そのしょこたんもそうだが、チャーと、ジョニー吉長&金子マリの子供らからなるライズ(Rize)、アン・ルーイスと桑名正博の子である美勇士と、「ロックな子供」が続々ミュージシャン稼業を継いでいる。特にライズは、ピンク・クラウドの連中がLPのジャケ写や写真集に子供とのショットを使ったりもしていたせいも有り、何だか自分の甥や姪の様な気が勝手にしている。何だか嬉しい。そういうピンクラ・ファンは少なくないだろう。
どの子(笑)も、ああいう親を持っているせいか、特に眼つきがやけに醒めている、達観している様に感じられるのも興味深い。
さて。
しょこたんの父には、チャー(共同プロデューサー)、テンソウのミチアキらがバックを務めた『Maji-Magic』という大名盤が有る(五枚目)。1987年2月25日、二十一年前の丁度今頃に発売されている。ポスターの目元が娘を強く連想させる。残念な事に「20th Anniversary Edition」は出ていない。ので、前年出されたチャー絡みのシングル曲数曲をボーナス・トラックにして勝手にCD-R化してみた。
いやぁ、改めて良い。
ちなみにCDにはボーナス・トラックが追加されていたので後年CDも購入した(中古だけど)。しかし誰かに貸していしまい、それが誰だったかを忘れてしまい、現在行方不明。ホント、誰だったっけ?
’86年のクリスマス・シングル「The Last Wish〜同じ色のクリスマス〜」なんて、娘がカヴァーしたら素敵だと思うけどなぁ。
人見 ‘Hit Me!’ 欣幸, ’08.
(※)この場合の「ニイちゃん」は、二井原実の事では勿論、無い。大体、彼はもう既に五十代、ですよね? ラウドネス脱退中には、デッド・チャップリンという大笑いな名前のバンドをやっていた。
(三月二十二日付記)
何とこの時期、このアルバムのCD再発プロジェクトが進行(完了?)していました。こちらを御読み下さい。
流石はストレインジ・デイズ!
人見
コメント
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中川翔子→中川勝彦の娘 は僕もずっと知らず、
半年ほど前に弟に教えてもらってやっと知ったのでした。
『Maji-Magic』は聴いてないんだけど、
1984年に出たデビューアルバム『してみたい』は、とても好きでした。
アレンジ、演奏、録音、みんないいなあと当時思ってたんだけど、
最近改めてクレジットを見たら、
編曲は白井良明、かしぶち哲郎。演奏は事実上ムーンライダース。
エンジニアは小野誠彦でした。どうりで。
力の入ったアルバムだったんですね。 Like
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×新井原実 ○ニ井原実 Like
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↑ (誤)新井原→(正)二井原の御指摘を頂いた。有難い。そして申し訳無い。
済みません愛が無くて。
ラウドネス、実は持ってない・・・。ジャパメタ殆んど通らず。
何せピンクラなもんで、へぇ。
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続報!
僕の『Maji-Magic』が戻って来ました! 本ブログ第165回をどうぞ。
ちなみにその人を責めているつもりは全くありません。念の為。
僕も貸出先を憶えていなかったのですから、その方がよっぽどひどい。
ともあれ、戻ってきたのを喜んでいる次第。
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