もう本当に訃報が続く。
アバの全作品に参加しているドラマー、オーラ・ブルンケット(Ola Brunkert) が亡くなっているのが発見された。
三月十六日没。誤って自宅の窓から落下、割れた窓硝子で喉を切ってしまったらしい。享年六十二。
※追悼の意を込めて、三月二十八日(金)放送「イシイ ポップス・イン・ザ・ボックス」のミドル4でアバを四曲オン・エアする予定です。
と言っても、その名前は字面としてうっすらと憶えていたという程度で、何と読むのかさえ確認していなかったのだけれど。
でも全アルバムそしてトゥアーにも多く参加、だそうだ。
つまり、
‘Dancing Queen’ も、
‘Knowing Me, Knowing You’ も、
“Voulez-Vouz” の全曲も、
‘Summer Night City’ も、
彼が叩いている、と。
あのキラキラのコスチュームで悪名高い(笑)プロモ・フィルム(もうヴィディオ?)に映っているドラマーもきっと彼なのだろう。
前にも、そして今後も触れると思うけれど、僕はどうもドラムズで曲に惹き込まれがちだ。
亡くなったから都合良く触れる訳では無く、アバのディスコ・ビートの曲の場合、僕はハイハットのオープン/クロウズとスネアの良いパターンに耳を奪われる事が多い。
’Dancing Queen’ も、
♪|ツッツツ|タンツツ|ツタンツ|タンツツ|♪
の三拍目にウラで入る「タン」に踊らされている可能性が高い。
アバの「メンバー」では無かったので、その名は世界に知られていた訳でも無いが、世界を踊らせたドラマーの一人である事は確か。せめてその晩年が悠々自適であったと思いたい。でなければポップス界での「成功」とは一体どういう事を指すのだろう?
R.I.P.
人見 ‘Hit Me!’ 欣幸, ’08.
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