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159 11/27 エリック・クラプトン。 | GOOD TIMES | グッドタイムズ

159 11/27 エリック・クラプトン。

November 27th, 2009. イシイ ポップス・イン・ザ・ボックス
提供:石井食品

vol. 609.

M1
16:03 THE TEARS OF A CLOWN
Smokey Robinson & The Miracles

M2
16:06 C’MON EVERYBODY
Eddie Cochran

M3
16:09 ISLE OF CAPRI カプリ島
Xavier Cugat

M4
16:11 TILL WILL BE (AN EVERLASTING LOVE)
Natalie Cole

M5
16:14 YOU BELONG TO ME
The Doobie Brothers

M6
16:17 GOOD TIMES
Edie Brickell

ミドル4:エリック・クラプトン
M7
16:23 CHANGE THE WORLD
M8 – 【日没ソング/本日の日没[東京]16:29】
16:27 WONDERFUL TONIGHT
M9
16:31 LAY DOWN SALLY
M10
16:35 KNOCKIN’ ON HEAVEN’S DOOR
Eric Clapton

M11
16:42 TAKE A BOW
Madonna

M12
16:47 SEA OF LOVE
The Honeydrippers

M13
16:51 LOVE THAT GIRL
Raphael Saadique

M14
16:54 MIRACLES
Jackson Sisters

 夕暮れどきを彩るエリック・クラプトン。
 七十年代の彼は夕暮れ・黄昏というよりも、終わり・破滅的な傾向が有りました。薬物とアルコールへの依存がその生来の(実は)シャイな部分を悪い意味で後押ししてしまっていたのだと思います。
 それを更生させられるスタッフに恵まれず(大物の側近はいわゆる「イエスマン」だらけになってしまうものです)、後年のインタヴューで彼自身が明かしている様に、いつも酔った(しかもトリップした)状態のまま、只ただ言われた通りのスケジュールでスタジオやコンサート会場へ行く日々。当時行われた来日公演のリポートを呼んでも、焦点の合わない眼だったとか、コーラスの女性に支えられて出て来たとか、何ともはやな「堕落したロックンロール」ぶりだった様です。

 その投げやり・気紛れっぽさ、心配で放っておけない感じが、当時のファンに好かれた所でしょう。当時出されたアルバムがどれも「何だか散漫」「曲によって善し悪しが極端」という評価なのもそんなライフ・スタイルの影響でしょう(※)。
 特に七十年代迄は「不健康こそロック」という美徳が幅を利かせていましたし。

 でも、本人が不幸では、矢張りいけません。

 この四半世紀ほどの彼を「健康的」「ブランドもののスーツなんか着ちゃって、しかも似合っちゃって」と物足りなく感じているファンが多いのも事実ですが、「次に死んじゃいそうなロッカー」人気投票(?)の上位に必ず入っていた彼が八十年代初頭〜半ばにそのライフスタイルを捨てた「決意」が、現在まで彼を生き延びさせたのは確かでしょう。

 それは喜ぶべき事です。

 九十年代に入り更に知名度をあげた彼は、以降、好きな音楽・音楽家への恩返しを始めました。そして過去のキャリアの中でやり残した事・途中で放り投げてしまった事の続きを、その空白の穴埋めをするかの様にし始めました。

 それはとても美しい行為に僕には映ります。

(※)僕は未だに彼の七十年代のソロ・アルバムを全て持っていません。大御所ロッカーの同時期のアルバムは大体もっているのですが。ザ・バンドのメンバーが参加している、ですとか、手堅く『461 Ocean Boulevard』は持っている、等。僕がギターを弾いた事が無いのも、夢中になって聴いたり集めたりしないで来た大きな理由でしょう。更に告白してしまえば、僕は一度も彼のライヴに足を運んでいません。
 そんな程度での僕の判断で恐縮ですが、僕が好きな七十年代のエリック・クラプトンのアルバムはライヴ盤『E.C. Was Here』。熱さとレイド・バック具合が良いバランスだと思います。

人見 ‘Hit Me!’ 欣幸, ’09. (音楽紹介業)

人見 欣幸

音楽紹介業(ラジオ、活字、ライヴハウス、インタネット等で音楽を紹介)
1967年神奈川生まれ・育ち・在住
1978年より洋楽中心生活者
1991 文筆デビュー
1995 ナイル・ロジャーズにファンレターを渡す(交流開始)
1997 レギュラーラジオ番組開始
2011 Nile Rodgers/CHIC応援組織 "Good Times" を内海初寧と結成、同年よりウェブ番組 "Good Times TV" 開始(13年まで)
2019 新メンバーを加え、六月より "Good Times Tube" としてウェブ番組を復活

■favorite musicians:
Nile Rodgers,Bernard Edwars&Tony Thompson
山下達郎,伊藤広規,青山純&難波弘之
竹中尚人,加部正義&ジョニー吉長

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