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16 SC 10/2 イヤハヤ柴山さん、もう全身で良い人! | GOOD TIMES | グッドタイムズ

16 SC 10/2 イヤハヤ柴山さん、もう全身で良い人!

Oct. 2nd 2007 Starlight Cruisin’
guest: 柴山和彦
(御自身の最も好きな肩書きはギターリストやミュージシャンでは無く「音楽家」だそうです。職人らしい!)

(こちらは予告編、そして予告編 part 2。)

19:40 dedicated to James Brown AND BOBBY BYRD
M1 SOUL POWER
James Brown, 71.

19:45 クラシカ葉山の御案内:
M2 プッチーニ「ラ・ボエーム」より 私の名はミミ

19:53 今週末のジャズ・ライヴの御案内:
M3 WHICH ONE IS TRUE
What’s Up, ’07.

20:05 CHIC history -goes back to ’80. -柴山和彦選曲-
M4 I’M COMING OUT (original CHIC mix)
Diana Ross, ’80.

以降 柴山和彦選曲
20:17
M5 ハイジ
ジュリエット, ’76.

20:34
M6 FIRE AND WATER
Free, live ’71.

20:46
M7 SPANISH MOON
Little Feat, ’74.

20:49
BGM UP ON CRIPPLE CREEK
The Band, ’69.

20:53
M8 COUNTING ON YOU
Tom Petty and the Heartbreakers, ’99.

20:57
BGM/ending IN MEMORY OF ELIZABETH REED
The Allman Brothers Band, ’70.

 柴山氏選曲でオン・エア出来なかった二曲も折角なので記します。

BE MY FRIEND
Free, live ’71.

SONG OF A BAKER
Small Faces, ’68.

 ず冒頭で大失敗(後日、録音を聴いて気付いた)。
「柴山かずゆきさんです」だとぉ〜っ!
緊張するにも程が有る。おそらく自分の名前を混ざってしまったのだろう・・・。
 もう柴山さん本当に御免なさい。

M1
 JBの後を追うかの様に、相棒ボビー・バードも逝ってしまったそうです。アチラの世界で「セックス・マシン」の掛け合いをちゃんと出来る相手を見つけられなくって、ボビーを引っ張り上げちゃったのかなぁ、JB。

M3
 ジャズは全く深く知らない僕の耳にも、彼等はかなり「どジャズ」に聞こえるのですが、どうなのでしょうか? 是非ライヴで(出来れば会場にて)御確認下さい。

M4
 今週はヒストリーの本道(この所は ’92年を紹介中)から離れて、柴山氏からのリクエストを。シーク(シック)が全面的にバック・アップした ’80年のダイアーナ・ロス『ダイアーナ』収録の大ヒット・シングルです。
 初めて御会いした晩、僕は柴山さんに「(この曲の)別ミックスってあります?」と訊かれたのでした。何でもラジオから(別ミックスであるという前置き無く)このヴァージョンが流れて来た時に「ミックスが全然違うなぁ。オケが凄く前に出てる」と気付かれたそうです。流石プロの耳は違う!
 そして今日、曲をオン・エアしている間に頂いた指摘:
「シックのストリングス・アレンジって独特ですよね。とてもギターとシンクロしていて、この少し前のフィラデルフィア・ソウルとは違いますよね。」
 ギターとシンクロというのは恥ずかし乍ら言われて気付きました。流石プロの耳は違う!(part 2)

M5
 柴山氏が在籍されていたバンドが出した唯一のアルバム「Yokosuka Bay」より。オールマンズに傾倒されていた時期の作品との事。ドゥエイン(デュアン)・オールマン存命時よりむしろその後(「ブラザーズ&シスターズ」辺り)の彼等っぽいのがミソ。

M6
 氏はフリー初来日(最初の解散直前、つまりポール・コソフ[コゾフ]在籍時!)を観に行かれたそうです。羨ましい。番組内では触れませんでしたが、GFRもゼップもハンブル・パイも行かれたそう。う、う、う、羨ましい(part 2)。
 氏曰く「例の、大雨の中のグランド・ファンク・レイルロードは、双眼鏡で観たらスネア叩く度に水がはねてましたからね。いくら何でもこれは生演奏じゃないだろうと。音も何だかレコードそのまんまみたいだったし(笑)。それでもやっぱり盛り上がっちゃいましたけどね。」
 日本のロック界では有名な「あれはテープだったのか?」疑惑に関する貴重な証言!

M7
 改めて演奏(特にホーンの入り方!)にワクワクさせられてしまいます。そしてロウエル・ジョージが桑田佳祐に与えた影響の大きさも再確認。
 氏はフィート来日にも行かれたそうですが、もうロウエル以外のメンバー(特にビル・ペイン)が中心っぽくなってた時期だったので、悪くはなかったけれど、やっぱり「期待していたリトル・フィート」では無かったとの事。

BGM (The Band)
 こんな名曲をBGM扱いしてしまうのは気が引けるのですが、番組には時間というものが御座居まして・・・。
 当時彼等のアルバムを聴いた時の印象は「これはシブ過ぎるなぁ」というものだったそうです。ジミだジャニスだクリームだという時期ですものねぇ。
 又、このくぐもった音像を「自分のオーディオとの相性が悪いからこんな音なのか」と思い、高価な(クリアな再生の出来る)スピーカーのある家へ行って聴き直したのだそうですが、変わらず(笑)。元々、意図して、くぐもったミックスにしてあったのだというのには暫く経ってから気付いたのだそうで。
 そういう方って結構多かったのでしょうね。

M8
 僕は基本的にマイク・キャンベルが好きな日本人に悪い奴ぁ居ないと思ってますんで(笑)、トム・ぺティ&ザ・ハートブレイカーズを褒めてくれるのは嬉しいったらありゃしないのです。
 しかも、選んだ曲はアルバム『エコー』収録曲。こんな、最も地味というか、やる気無しというか、売る気無しというか、そんな時期のアルバムから、しかもこの曲を選んで下さるセンスに大喜びなのです。
 この曲の、特に歌の合いの手っぽく入るマイク・キャンベルの小技が堪らないですよねぇ。

BGM/ending (The Allman Brothers Band)
 フリーとこのオールマンズは、ジュリエットが当時演っていた曲で、来たる10/20のライヴでも演奏する予定だそうです。フリーがレーナード・スキナードに与えた多大な影響からこじつければ、サザーン・ロック志向という形容をしてしまっても良いでしょう。
 当時の日本のロックのメインからは外れていたであろうジュリエットの音楽志向は、矢張り横須賀の米兵(明日は戦地[ヴェトナム]へ向かうやも知れぬという精神状態)を相手にしていた事も影響していたのでしょうか。

Small Faces
 元々スペア扱いで、残念乍ら矢張りオン・エア出来ませんでした。
 これは最近の若手ミュージシャン(「ザ・ブリリアント・グリーンだったかな?」)が愛聴盤の一枚として挙げていたのが気になり入手した所、気に入られたものなのだそう。新しいミュージシャンへの目配りも怠らない、氏の現役リスナー振りを物語るエピソードです。

 回も触れたけれど、本日は昼間から御一緒させて頂いての「柴山和彦Day」だった僕。正直に告白してしまうと、実は初っ端からCDを自宅に忘れてしまい、しかもその音源を何と柴山さんにお借りする事になり、一旦御帰宅を御願いしてしまうという失礼千万から始まった、もう完全に地に足がついてい
ない所からのドタバタな一日だった。

 そんな失礼な始まりだったにも関わらず、その後の遅い昼食(そして夕刻までそこで雑談)、番組(そしてそして曲がかかっている間も雑談part 2)、しかも番組後に「人見さん、御時間宜しければ何か軽く」「ええっ?!」と、ファミリー・レストランへ(そしてそしてそして雑談part 3)。

 散はほぼ真夜中(スティーヴ・マリオットに「30 Seconds to Midnight」というアルバムが有りましたっけ)。
 本当に半日近く、こんな注意力散漫で、言う事は偉そうで、小生意気な歳下の輩に御付き合い頂いてしまった。

 この場を借りて、柴山さん、改めて御礼申し上げます。

 そして、久々の「舞い上がった人見」は、果たしてリスナーの皆さんにはどう聞こえたのでしょうか? 不安です。

人見 “Hit Me!” 欣幸, ’07.

人見 欣幸

音楽紹介業(ラジオ、活字、ライヴハウス、インタネット等で音楽を紹介)
1967年神奈川生まれ・育ち・在住
1978年より洋楽中心生活者
1991 文筆デビュー
1995 ナイル・ロジャーズにファンレターを渡す(交流開始)
1997 レギュラーラジオ番組開始
2011 Nile Rodgers/CHIC応援組織 "Good Times" を内海初寧と結成、同年よりウェブ番組 "Good Times TV" 開始(13年まで)
2019 新メンバーを加え、六月より "Good Times Tube" としてウェブ番組を復活

■favorite musicians:
Nile Rodgers,Bernard Edwars&Tony Thompson
山下達郎,伊藤広規,青山純&難波弘之
竹中尚人,加部正義&ジョニー吉長

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コメント

  1. さっちゃん より:

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    ダイアナ・ロスから聴いてました。
    柴山さんのお話、楽しかったです。落ち着いてるのに熱くて素敵。
    一方、Hit me!舞い上がってる感が…(笑)
    横須賀バンザイ! Like

  2. Taro より:

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    今朝の通勤電車の中で聴きました!
    しかし、ソフトの不調で8時23分までしか録音できてなかった。
    つまり、ジュリエットのハイジの途中まで。
    でも、少しでも聴けてよかった。良い音。かっちょいい!
    人見さんと同様、いままで知らなくて残念、そしてごめんなさいって感じでした。
    CDさがしてみよーっと。そして、ライブにも行くぞ! Like

  3. hit2japan より:

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    さっちゃん
     柴山さん、人柄が伝わる、あたたかい話しぶりでしたよね。
     それにひきかえ人見は・・・。浮き足だつ事、シーク来局時の如し(笑)。何卒御勘弁を。

    Taro様
     あらら途中迄でしたか。其処からが面白かったのに(?)。
     ジュリエット、フリーやオールマンズみたいな、つまりフリー・フォームな、リフ命のロック・バンドだと思います。
     柴山さんは、澤田研二、大沢誉志幸、泉谷しげるのギターで知られますが、他にもガロ、五木ひろし、大貫妙子、そしてそして小林克也&ザ・ナンバーワン・バンドのメンバーでもいらしたのだそうです! Like

  4. ゐ○ハ より:

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    人見様

    初めまして。
    柴山氏FANのゐ○ハ(いろは)と申します。
    検索エンジンから巡り巡って、こちらに辿り着きました。

    放送を聴ける環境ではなかったため、今回はとても残念でなりません。
    ネットでも聴けるような再放送の予定などはございますでしょうか?

    陰日なたとなり、沢田さんのようなアーティストを支え続けてこられた柴山氏をこのように取り上げて下さったこと、心よりお礼を申し上げたい気持ちでいっぱいです。

    また何かありましたら、是非人見様のお声もお聴かせ願えればと想っております。

    稚拙ではございますが、お運び頂ければと想いまして、当Blogとメールアドレス残して参ります。

    i_ism@hotmail.co.jp

    http://ameblo.jp/irohairoha/

    【追記】誠に勝手ながら、このコメントは非公開でお願い致します。お返事を頂けることがございましたら、上記メルアド宛にいただければ幸いです。 Like

  5. hit2japan より:

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    PASS:
     人見です。
     一つ上の非公開コメントは、匿名の柴山さんファンの方から頂いたものでした。「番組が聴けなかったのが残念」と書き込んで頂けただけでも、放送した側としては有難い。
     澤田さんの今回のトゥアーも今週末の渋谷で終了ですね。
     二十日のジュリエット再結成ライヴにはいらっしゃるのでしょうか?
     コメントを寄せて頂き、有難う御座居ます。
    人見 Like

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