Mar. 20th, 2010.
人見欣幸の音楽三昧
dedicated to WILLIE MITCHELL(81) -pt.2.
and also dedicated to ORITO(43) -pt.2.
この続編と、
オリト (ORITO) さん追悼・続編(偶然にもほぼ三回忌)を兼ねて。
ウィリー・ミッチェルの逝去に伴う拙文は こちら。
オリトの逝去に伴う拙文は こちら。
M1-11: “SOUL FOOD” released in 1995, produced by Willie Mitchell
01 I’M YOURS
02 AFRAID OF LOSIN’ YOU
03 LET’S STAY TOGETHER
04 IS IT LOVE
05 I NEVER THOUGHT
06 HEY THERE GIRL
07 SO SNY
08 GIVIN’ YOU ALL MY LOVE
09 STILL IN LOVE
10 SLIPPIN’ AWAY
11 I’LL COME RINNING BACK TO YOU
12 さらば恋人, ’97.
&
UPSIDE DOWN, ’97.
/オリト
二年前に番組で追悼としてオン・エアして以降、実はこのアルバム『ソウル・フード』が我が家内で行方不明になっていた(オリトさん御免なさい)。
今年の最初、ウィリー・ミッチェルの訃報を耳にし、この番組で追悼をと思った時に真っ先にかけたかったのが『ソウル・フード』だったのだが見付けられず(つまり二年前に「日本人『お』」のコーナーに戻していなかったのだ)、とても残念な思いをしていた。
しかし、何とそのアルバムは枕もとに在った(笑)。毎晩添い寝していたLP、CDの山の中に含まれていた。嬉しかったけれど脱力もした。
偶然、ほぼ三回忌というタイミングにもなった。二年前の追悼時には彼のセカンドをメインとし、ファースト『ソウル・フード』からは数曲という選曲だった。
今回は逆にして、『ソウル・フード』を全曲オン・エアした。
時代を良くも悪くも反映させるシンセサイザー(その時その時の最新の「音色」なので)が生の管楽器や弦楽器だったら、このアルバムはもっともっと「もろハイ」な、どソウルになっていただろう。それは少し残念。
ウィリー・ミッチェルは九十年代にもこの様な良質のソウルを制作出来る能力・環境をキープしていた。だあらこそ、今世紀に入ってアル・グリーンと組んだ二枚の名盤を作れたのだとも思う。
『ソウル・フード』を聴く事で、そんな経緯を具体的な音で検証出来る日本のソウル・ファンは恵まれている。
人見 ‘Hit Me!’ 欣幸, ’10. (音楽紹介業)
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