Jon Anderson ジョン・アンダスン (アンダーソン) が心配だ。
先月から呼吸不全で入院しているそうで、来月から予定されていたイエス四十周年記念の全米トゥアーは中止となった。
「ひとりウィーン少年合唱団」とも言われる美声を思えば、ここはゆっくりと静養して、無理の無いペイスで(もう夏のトゥアーなんてやらなくても良いから!)現役を続行して頂きたい。
加筆:九月に続報が入った。事態は複雑に。
ちなみに予定されていたメンバーは、
Jon Anderson
Chris Squire
Steve Howe
Alan White
Oliver Wakeman (リックの息子)
という『キーズ・トゥ・アセンション』以降はほぼ固定されている四人にリックの息子という、いよいよザ・ヴェンチャーズ状態となる五人が発表されていた。
基本的に僕はビル・ブルフォード(ブラッフォード)贔屓なので(でもアラン・ワイト[ホワイト]も嫌いじゃないのよ)、ベタベタだけれども一番好きなのは『こわれもの』と『危機』。その後はキング・クリムズン(クリムゾン)やUKの方が好き。
そんな訳で、観に行ったのも、歴代八人が集った奇跡の『ユニオン』トゥアー(※)と、その直前のアンダスン、ブルフォード、ウェイクマン、ハウとしての来日公演のみなのだけれど、彼等の動向は何だかんだ言って気になる。
何だかんだ言ってハコも三つとも持ってるし、何だかんだ言って『ドラマ』どころか『ビッグ・ジェネレイター』も『トーク』も『オープン・ユア・アイズ』さえも(笑)持っている。
まだ持っていないオリジナル・アルバムは三枚、ライヴ・アルバムは三枚(含ABWH)。中古盤屋に行くと「Y」の棚はイエス目当てでチェックしている。まぁ三桁にならないと買わないけどね。
クリス・スクワイアの何処かブッ壊れたベイス・プレイと、アンダスンの奇麗なのに何故かロックを感じさせる声。
どのパースネルのどの時期も、疾走感が全く失われていない。其処がイエスのロックン・ロール・バンドである証左だと思う。他の、多くのイエスに影響されてテクニック重視の傾向が強過ぎる後進との圧倒的な違いだと思う。
全く独自のロックン・ロール・バンド、イエス。
僕はこれからも聴き続けるのだろう。
どうか御大事に。
人見 ‘Hit Me!’ 欣幸, ’08. (音楽紹介業)
(※)
邦題は『結晶』だったのだけれど、それ迄の経緯を思えば
『結局』とすべきだろう
と当時から周りに言っていたのは僕です(笑)。賛同者求ム。
コメント