→若干手を入れてしまう優柔不断な男。
掲載された頃に本ブログ(第154回)で御知らせした、今年春執筆・初出の拙文を以下に転載する。
そして、これらをフォロウする番組を、
今月十五日(今夜)、二十二日、二十九日の
「スターライト・クルージン」で御送りする予定。
(加筆:二十二日放送は延期しました。)
尚、思い切りの悪い人見としては(笑)、
再録にあたり再読、若干の改稿を行った。
と言っても、大きな差し替えでは無い。
レイアウトや字数制限を考えなくて良いので、少し字数の多い、本来こちらにしたかったという言い回しや語句(「ジャケ→アルバム・カヴァー」等)に「戻した」という程度。
音楽で喩えれば、
リミックスでは無くリマスター
音質補正
フェイド・アウトを一小節長くした
という感じかな・・・。
尚、手を入れた原文は、掲載文では無く、初稿である。
又、見出しは掲載時に追加したものなので、没となったザ・ブラック・クロウズの項には無い。
掲載文を確認出来る方は、相違点を見付けて喜ぶというメイニアックな楽しみ方をして頂きたい(笑)。
以上、御了解頂いて、と。
初出:
SOOK (スーク) 楽園雑誌 渚でくらす
(小学館ウェブ・マガジン)
2008年4月4号
(現在は閉鎖)
湘南ビーチFM 78.9 Selection
渚で聴きたいCD BEST 3
海の男のロック魂に火をつける、聴いて損はない大人のロック名盤ベスト3。熱いDJ人見欣幸がセレクト!
Stranger in Town
Bob Seger & The Silver Bullet Band
見知らぬ街
ボブ・シーガー&ザ・シルヴァー・ブレット・バンド
ガツンと渋い、大人のロックンロール
本国アメリカでは、三十年以上前からアルバムを出せばトップ10ヒット、ライヴ会場はスタジアム級という絶大なる人気を博している。しかし我が国では国内盤発売さえ見送られがちで、大手輸入盤店員にさえ「ボブ・セガー」と読まれてしまう悲しさ。R&B、フォーク/カントリー色の濃さも、その枯れた味わいにひと役買っている。
本作は ’78年発表。威圧感溢れる一曲目を聴くと無性に走り出したくなる。
Stiff Upper Lip
AC/DC
スティッフ・アッパー・リップ
AC/DC
装飾無し、不純物無しのロック
豪州出身、つまり英国文化圏センスのストレイト&ハードな R&R バンド(へヴィ・メタルなんかじゃ絶対無いんだぜ!)。現時点での最新作となる本作 (2000年発表) のアルバム・カヴァーでは、中心メンバーのアンガス・ヤングが遂にブロンズ像に(笑)。正にそれが示す通り、不滅のワン・パターン・サウンドには益々磨きがかかり、黒光りしてきている。ザ・J.B.ズ並みの純度の高いグルーヴが味わえる。
実は兄貴マルコムのリズム・ギターが彼等のキモです。
Pack Up the Plantation-Live!
Tom Petty and the Heartbreakers
パック・アップ・ザ・プランテイション=ライヴ!
トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズ
初期の集大成的な傑作ライヴ盤
僕の番組に「今年のスーパー・ボウルのハーフ・タイム・ショウで知りましたが、アメリカではその位人気があるのですか?」という E-メイルが届く程、前述のボブ・セガー(笑)同様、日米での人気の落差が大きい彼等。フロリダ出身乍ら、ザ・ビートルズで育った世代らしく英国風味も加味されているのが特徴だ。
’85年発売の本作は初期の集大成的な傑作ライヴ盤。CD は二曲カットなので LP で是非。
(以下は没)
Warpaint
The Black Crowes
ウォーペイント
ザ・ブラック・クロウズ
アトランタ出身の彼等と僕は同世代なので、生意気で恐縮だが共感出来る部分が多い。この三月に、活動再開後初となる七年振りのスタジオ盤である本作が出た。
再び攻勢に出る姿勢が音にもタイトル(アメリカ先住民が出陣時に施すフェイス&ボディ・ペインティングの意)にも表れている。しかも余裕たっぷりだ。南部ロックの伝統に、ハンブル・パイやフェイセズら英国勢の影響が加味されているのが特徴であり好きな所。
(もしプロフィールみたいな部分が有るのでしたらは以下を。)
本当は、今最高の「男のロック」はサンボマスターだと思います!
人見 ‘Hit Me!’ 欣幸, ’08. (音楽紹介業)
コメント
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本文と関係なくてごめんなさい。人見せんせい、FMの日記で、キヨシローの全快を祈って下さってありがとうございます(泣)。私がお礼言うこっちゃないのですが・・・。2年前同様、寂しい夏となってしまいましたが、復活を心から待ちます。
スークは拝見致しました!熱かったっす! Like
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etsu-shonanbreeze様
わざわざの訪問、恐縮です。
番組のあった火曜日にFMのトップ頁に載っていた日記を読み、「ああ、敢えて触れていないな」と感じていたのです。
ブログの昨日入力分を拝読しました。そちらにコメントをしますね。
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