吉岡正晴さんのブログで知った。
アトランティック・レコーズでの、レイ・チャールズやアリーサ(アレサ)・フランクリンとの仕事で知られる名プロデューサー、ジェリー・ウェクスラーが亡くなった。
八月十五日没。心臓疾患。享年九十一。
彼は「リズム&ブルーズ」という言葉の生みの親と言える人だ。少なくとも音楽業界にこの語を広まったのは彼の功績だ。
ビルボードの編集者だった頃、それ迄の「レイス(人種)・チャート」という名称を、差別的なニュアンスを払拭するべく、新たな名称を考えていた際に「リズム&ブルーズ」という言葉を提案したのが彼だったのだという。
その後、アトランティックに入社。
アーメット・アーティガン(社長、プロデューサー)、
アリフ・マーディン(プロデューサー)、
トム・ダウド(エンジニア)と共に
ジェリー・ウェクスラー(プロデューサー)の名をセットで目にしてきたソウル・ファンは多い筈だ。
実はアーメットの追悼もトムの追悼も、タイミングを逸して行い損ねている。
アリフ追悼は、それなりに時間を割いたつもりだけれど、それでも(勿論)足りなかった。
アトランティック・ソウル特集、行わないと。
追悼番組がたまってくるという悲しい「ネタの蓄積」が又もや始まってしまった。
ダン・フォーゲルバーグも、 (第六十回)
ジョエル・ドーンも、 (第六十一回)
追悼盤が出たオリトさんも、 (第109回)
ジェフ・ヒーリーも、 (第114回)
テオ・マセーロも、 (第127回)
ジェイスン(ジェイソン)・レイも、 (第133回)
ジョン・ラトズィも、 (第182回)
本ブログで伝えたのみとなってしまった。
次回掲載を予定しているメル・ギャリーに至っては、その訃報を伝える事さえ遅くなってしまった。
先週の「スターライト・クルージン」は流星群にちなんだのだけれど、結局、曇り空だったのだから、「お盆なので」と、一・二曲ずつだけでも良いからかければ良かった。
後悔先に立たず。
人見 ‘Hit Me!’ 欣幸, ’08. (音楽紹介業)
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