2008年10月21日の日記。
(翌日、湘南ビーチFMウェブサイトのトップ頁に掲載)
今夜の番組はノーマン・ウィットフィールド追悼その二。
モータウンが六十年代のいわゆる「モータウン・サウンド」から「その次」の音楽を創り始めた時期、スティーヴィー・ワンダーやマーヴィン・ゲイ等がプロデューサーも兼務して、クリエイティヴ・コントロールの主導権を握ったのよりも数年前から、プロデューサーであるノーマンは「ザ・テンプテイションズ」という五つの声を手中に収め、その全てをコントロールしていた。アルバム・カヴァーの表側に堂々と「Produced by Norman Whitfield」と、しかもモータウンで印刷させてしまう裏方だったのだ。
「Papa Was a Rolling Stone」他、ヒット曲も多い。ファンク(特にスライ)に大きな刺激を受けた独自のファンクをモータウン内で創り続け、そのスライや上記の同胞等と刺激を与え合ったのだと思う。毎年出されたアルバムに一曲か二曲は入っていた、催眠的とも言えるパターン・ミュージックには引き込まれる。
モータウン期の後編に続いて、次回(多分来週)はウィットフィールド・レコーズ以降を駆け足で紹介する予定。
その次はフォー・トップスの光り輝くリード・ヴォーカリスト、リーヴァイ・スタッブズの追悼だ・・・。
両親と近い歳の音楽家の訃報が続いている。嫌だ嫌だ。
補遺
ノーマン・ウィットフィールド(ホイットフィールド)追悼の拙文はこちら。
リーヴァイ・スタッブズ(リーバイ・スタッブス)追悼の拙文はこちら。
R&R初期=五十年代活躍組に続いて、順当に、残酷な程、順当に、六十年代組も、いよいよ天国の方が豪華な顔触れになって来た。
ザ・テンプテイションズ(六十年代メンバーの4/5)
フォー・トップス
マーヴィン・ゲイ
レイ・チャールズ
サム・クック
ジェイムズ・ブラウン
オーティス・レディング
ファンク・ブラザーズ
エルヴィス・プレズリー(プレスリー)
(五十年代デビューですが亡くなるまでずっとトップ・スターでしたので)
ロイ・オービスン
ジョン・レノンとジョージ・ハリスン(ハリソン)
デニス・ウィルスン(ウィルソン)とカール・ウィルスン
スティーヴ・マリオットとロニー・レイン
キース・ムーンとジョン・エントウィスル
ダスティ・スプリングフィールド
ジミ・ヘンドリクス、ノウル(ノエル)・レディング、バディ・マイルズ(マイルス)のトリオというのは無さそうだけど(笑)。
司会・進行はエド・サリヴァン。
早死にした悪ガキどもを、険しい表情で紹介(笑)。観たいなあ。
人見 ‘Hit Me!’ 欣幸, ’08. (音楽紹介業)
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