Aug. 18th, 2007.
人見欣幸の音楽三昧
Hot FUNK in the Summertime
featuring SLY & THE FAMILY STONE -pt.3.
01: -“HIT ME’s Yokosukan pop/rock file” (タウンニュース横須賀版に連載中) と連動-
01 ヨコスカ・バーニング・ナイト (アイランド・ヴァージョン) /上々颱風, ’97.
02 Black Market /Weather Report, ’76.
03 ブラック・マーケット /上々颱風, ’97.
04: 秋以降行う「阿久悠追悼」の予告として。
04 カサブランカ・ダンディ /澤田研二, ’79.
以降はスライ。
05 I Want to Take You Higher, live ’69.
06 Brave & Strong, ’71.
07 Time, ’71.
08 Thank You for Talking to Me Africa, ’71.
09 Let Me Have It All (alternate mix), recorded in ’73.
10 Let Me Have It All, ’73.
11 Babies Makin’ Babies (alternate version), recorded in ’73.
12 Babies Makin’ Babies, ’73.
&
I Want to Take You Higher, ’69.
前回に続いて『暴動』から少しと、次作『フレッシュ(輪廻)』を(『暴動』に就いては前回をどうぞ)。
『フレッシュ』も名盤の誉れが高い。僕も大好きだが、本作以降、彼等の音楽クォリティはスライ・ストーン自身の力と言うよりもメンバーの力次第で決まっていく。つまり、残酷な指摘だが、スライの求心力と音楽的な才気や狂気は薄れてしまった。
『暴動』制作中に、不動だったメンバーの結束は失われ、要であるグレッグ・エリーコ&ラリー・グレアムが離脱。『フレッシュ』にはアンディ・ニューマーク&ラスティ・アレンが参加している。リズム・ボックス(昔のエレクトーンについていたレヴェルのものだ)との相性も良く、この三者の作り出すリズムが非常に面白い。
スライの活動を前期と『暴動』以降の後期に分けるのが一般的だが、本当は『暴動』だけを独立させ、『フレッシュ』以降を後期とするべきだと思う。その位、『スタンド!』と『暴動』、そして『暴動』と『フレッシュ』のそれぞれの断絶は大きく、深い。
人見 ‘Hit Me!’ 欣幸, ’08. (音楽紹介業)
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