2008年11月25日の日記。
(翌日、湘南ビーチFMウェブサイトのトップ頁に掲載)
僕が洋楽に本格的に目覚める大きな切っ掛けとなった、藤沢から横須賀への引っ越しから、今月で三十年(自分の部屋が出来たのだ)。
○ザ・フー怒濤の来日公演が終わった。「僕は正しかったんだ」という事を確認出来る重要な体験だった。バンド名の偶然か必然か、「ザ・フー」とは其処に集う、その音を好む者が生み出す「意識の集合体」だった。ピート・タウンゼントは司祭、ロジャー・ダルトリーは生ける偶像、バンドが従者(含故人)、そしてメンバーは「其処に集う者全員」である。
●リーヴァイ・スタッブズが亡くなった。
●デイヴ平尾が亡くなった。
●ミッチ・ミッチェルが亡くなった。
●月刊プレイボーイ日本版の最終号が出た。
○そんな中、湘南ビーチFMは間も無く開局十五周年を迎える。そのうちの4/5程に関われているという幸運を噛みしめている。
○澤田研二の還暦記念ドーム公演が控えている。
○山下達郎の久々のトゥアーが始まる。
昨日、今日、明日。
節目。通過点。
こうして今日も人生は続く。
補遺
「引っ越し」
小六の十一月だった。あと半年を切っていたので、藤沢で卒業して中学から横須賀で、としたかったというのが当時の正直な想いだったが、その半年にも満たない転校先の小学校時代に、その後、現在に至る迄の僕を決めたとも言える、運命的な人や音楽との出会いがあった。人生は何が起こるかわからない。だから面白い。
あの時、六年二組に編入していたら、僕はどうなっていただろう? ね?Taro。
「ロジャー・ダルトリーは生ける偶像」
つまり「ザ・フー様」が降りて来る為に必要な容れ物(者)。
「リーヴァイ・スタッブズが亡くなった」
これでフォー・トップスのメンバーで存命なのは只一人となってしまった。
「デイヴ平尾が亡くなった」
彼が動かないとザ・ゴールデン・カップスは動かない(近年は彼がミッキー吉野に仕切らせるという構図)。追悼ライヴとして行われる十一月二十八日のライヴ以降、残る四人が揃って舞台に立つのは、否、それどころか単に四人が何処かで顔を揃えるのも、今後は無いかも知れない。ヨコハマ・ロックのひとつのピリオドだと思う。
「ミッチ・ミッチェルが亡くなった」
これでジミ・ヘンドリクスのバンド・メンバー(ウッドストックでの「ジプシー・サン&レインボウズ」以外)で存命なのはビリー・コックスだけになってしまった。
「月刊プレイボーイ日本版の最終号が出た」
僕は、特に八十年代に良く読んでいた。古本で良く購入していた。百円から三百円位だったからね。
興味深いインタヴューが多かった。
久米 宏が「ザ・ベストテン」他を降り、「ニュース・ステーション」迄の充電期間中に受けたインタヴューで「(次のニュース番組の)ターゲットは完全に中学生です」と語っていたのを何故か良く憶えている。
『ポケット・ミュージック』時の山下達郎も面白かった。
内藤 陳のコラム(途中から「読まずに死ねるか!」というタイトルになった)が熱かった。「ケースケランド」も面白かった。
「読まずに死ねるか!」「読まずば二度死ね!」も「ケースケランド」も、単行本まで買って熟読した。
勿論、女性陣が美しく撮影されていたのも魅力だった。ときに劣情を催さない程に美しかった。それはそれで困るが(笑)。
いわゆるプレイメイト(センターフォールド)の女性陣は、むしろ七十年代から八十年代前半の面々に魅力を感じていた。・・・って、何だ、音楽と同じじゃんか(笑)。
集英社文庫から刊行されていた写真集「プレイメイト・コレクション」を四冊揃えて、むしろ美術品的な視点で鑑賞したものだ。終刊前号の巻末にその一部が再掲載されている。
リアルタイムで強く記憶しているのは、「007 リヴィング・デイライツ」のボンドガール、マリアム・ダボのピクトリアル。美しい!
最終号のボンド特集頁に、彼女がスペクター風のアイ・パッチと白い猫を抱いた素敵な一葉が再掲載されている。
不思議な事に、何故か「プレイメイト・ジャパン」に全く触れられていない。何か触れてはいけない事情でも有るのだろうか? みんな素敵なお姉さんだったんだけどなぁ。
実際、本当に少し歳上(五歳ぐらい以内かな?)の面々だったと思う。
今は歳下の女性も「ネエちゃん」って呼んじゃうエロオヤジ年代になっちまいました(笑)。やあねえ。
但し、一番期待していたものは無かった。
残念乍ら、終刊前号・最終号に「矢作俊彦」の名は無い(過去の文・記事の復刻も終刊に寄せるコメントも)。
「澤田研二の還暦記念ドーム公演が控えている」
掲載が水曜、その週末が大阪、翌週水曜が東京。
近いうちにこちらに詳細が載るでしょう。
去年、柴山和彦さんファン繋がりで知り合いになった方=ジュリーな毎日tomiさんの濃厚なブログです。濃厚なコメント参加者も多く抱えていらっしゃいます。羨ましい(笑)。
土曜日の大阪公演に行かれている筈ですが、どうやら呆けていらっしゃるのでしょう、日曜深夜現在、未だ更新されていません(笑)。
「山下達郎の久々のトゥアーが始まる」
六年振りだ。今回も素晴らしいトゥアーとなる事を期待し、信じている。思えば初めて彼のライヴ・チケットを手に入れられたのは『僕の中の少年』の時。丁度二十年前になる。個人的にも記念すべきアニヴァーサリー・トゥアーである。
人見 ‘Hit Me!’ 欣幸, ’08. (音楽紹介業)
コメント
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12月3日、開局15周年おめでとうございます。
これからも興味深いお話と音楽、楽しみにしています。
その12月3日は私も東京ドームにおりました。
ジュリーはすごかった! あっという間の6時間半でしたね。
3日たっても、じわじわと心にしみてふと、涙目になっています。 Like