(本文は木曜午後執筆)
Nov. 6th, 2007. Starlight Cruisin’
「何?! ロジャー・マグイン(マッギン)が『2007楽器フェア』で横浜に来ていただと!?」
(キリヤマ隊長調で)
19:34 dedicated to JB:
M1 THE GRUNT (pts.1&2)
The J.B.’s, ’71.
19:40 クラシカ葉山 いよいよチケット残り十枚!
M2 プッチーニ「ラ・ボエーム」より
なんだって!-あなたの愛の呼ぶ声に
それでは、ほんとうにおしまいなんだな!
なにをしていたんだ?
/ホセ・カレーラス(テノール)、
バーバラ・ヘンドリクス(ソプラノ)、
ジーノ・キリコ(バリトン)、
アンジェラ・マリア・ブラーシ(ソプラノ) 他
ジェイムズ・コンロン指揮フランス国立管弦楽団
19:49 便乗企画「クラツカ葉山」
M3 STARLIGHT
Sky of Avalon/Uli Jon Roth, ’96.
19:56
M4 TURN! TURN! TURN!
Roger McGuinn, live early ’90s.
20:02 Chic history – history goes back in 1992.
M5 REAL COOL WORLD (album edit)
David Bowie, ’92.
produced by Nile Rodgers
20:08
M6 SO YOU WANT TO BE A ROCK ‘N’ ROLL STAR
The Byrds, ’67.
20:10
M7 EIGHT MILES HIGH
Roger McGuinn, live early ’90s.
20:15
M8 MR. TAMBOURINE MAN
Roger McGuinn, live early ’90s.
20:20
M9 JESUS IS JUST ALRIGHT
The Byrds, ’70.
20:22
M10 AMERICAN GIRL
Roger McGuinn, ’76.
20:28 朗読くん。
M11 SO YOU WANT TO BE A ROCK ‘N’ ROLL STAR
Tom Petty and the Heartbreakers, live
20:32
M12 KING OF THE HILL
Roger McGuinn, ’90.
20:38
M13 SO YOU WANT TO BE A ROCK ‘N’ ROLL STAR
The Byrds, live ’70.
20:44
M14 EIGHT MILES HIGH
The Byrds, ’66.
20:51 新作!
M15 LIVIN’ IN THE FUTURE
Bruce Springsteen, ’07.
20:54 21:00からの「Jazzy Night」ではデイヴィッド・ペイチの父マーティをフィーチュア!
M16 ALL US BOYS
Toto, ’79.
一応、御断りしておきます。
ザ・バーズ登場時より、Roger McGuinnの片仮名表記は「ロジャー・マッギン」となっていますが、
・ピーター・バラカンは「マグイン」と言っている
・ボブ・ディランを讚えるライヴの時、トム・ペティも「マグイ〜ン」と呼んでロジャーを呼び込んでいる
ので、僕は「ロジャー・マグイン」と表記しています。
僕がロジャー・マグインを強く意識したのは、 ’85年にトム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズのライヴ・アルバムの冒頭に収められていたM11を聴いてからだ。この時から、トム・ペティに大きな影響を与えた人としてのロジャーが気になり始めた。
それ迄の僕の中でのザ・バーズの位置づけは「’60年代アメリカン・ポップ/ロックの人気バンドのひとつ」という過小評価も甚だしいものだった。数曲のヒット曲しか知らなかった時の事なので勘弁して頂きたい。
ザ・バーズを極めて客観的に説明するならば、
「ザ・ビーチ・ボーイズとイーグルズを繋ぐ、’60年代後半にL.A.シーンから登場したアメリカン・ロックの最重要バンド」
といった所だろうか。
当時は同じ西海岸でも、ヒッピーの聖地=サン・フランシスコの方が活気が有った様だ。ザ・ドアーズやザ・グレイトフル・デッド、ジェファスン・エアプレインそしてスライ&ザ・ファミリー・ストーン、更にはサンターナが登場してくる時期なのだから、L.A.が少々霞んでしまうのも無理は無い。
しかもザ・バーズは非常にメンバーの変遷が目まぐるしいバンドで、それに合わせて音楽性もどんどん変化している為に、「ザ・バーズの音」を一つのイメッジに捉えるのが難しい。それも固定ファンを多く持てなかった原因かも知れない。ファンの方が了見が狭いのはいつも同じ。音楽に限らず何でもそうだが。
彼等が蒔いた様々な種は、ザ・バーズ脱退・解散後の彼等自身や後輩達が育て花咲かせている。その観点に立って、漸く彼等の凄さが認められ始めたとも言えそうだ。
初期のフォーク・ロック面はバッファロー・スプリングフィールド等が。
素敵なハーモニーはCSN&Yやポコ、のちにはバングルズ等が。
中期のカントリー・ロック面はフライング・ブリトー・ブラザーズ等が。
後期の粗削りなロックン・ロールはトム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズやザ・ブラック・クロウズ等が。
ザ・バーズの直後にL.A.から登場したバッファロー・スプリングフィールドも「蒔いた」側だろう。
そんなバーズやバッファロー等の蒔いた諸要素を再び上手くまとめあげ、音楽的にも商業的にも空前の大成功を収めたのがイーグルズだ、と言えるだろう。
(トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズもこっちに入れるべきだろう)
そのザ・バーズ唯一の、辞めた事の無いメンバーにしてリーダーなのがロジャー・マグインなのである。
さて。
それにしても。
いやぁ、そんな功労者ロジャー・マグインが先週末、横浜で弾き語っていたとは!
嗚呼、知らなんだ。残念。
教えてくれたのは、以前このブログ(第二十回)で紹介した事のある、ロックな中学国語教師のSさん。E-メイルのタイトルは「ターン!ターン!ターン!」。携帯カメラで写されたピンぼけ画像には、青空の下で生ギターを持って椅子に座りマイクに向かうロジャーが。
同じ島の、しかも同じ県内の50キロと離れていない所に一緒に居たのだ、それだけでラッキーだったのだと思う事にしよう・・・。
訳も無く走り出したくなり曲というものが何曲か有る。別に本当に突然ジョギングをする事は無いが(自転車には乗るかな?)。今回のM11はその筆頭。
So You Want to Be a Rock ‘n’ Roll Star /Tom Petty and the Heartbreakers
Talk of the Town /Pretenders
Badlands /Bruce Springsteen
Head Song /Johnny, Louis & Char
Running on Empty /Jackson Browne
Saturday Night Special /Lynyrd Skynyrd
Hollywood Nights /Bob Seger & The Silver Bullet Band
Fight the Power /The Isley Brothers
In the Stone /Earth, Wind & Fire
等など。
歌詞だったりアルバム・カヴァーだったりとは関係無く(ジャクスン・ブラウンはその影響も有るだろうが)、つまり純粋に音楽的な躍動感が気分を高揚させる曲という事になるのだろう。
馬鹿馬鹿しい事に気付いた。
上記の曲の多くはアルバムのA1だ。何て分かり易い奴なのだ、僕は(笑)。
人見 ‘Hit Me!’ 欣幸, ’07.
コメント
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ロジャー・マグイン発見のメールと写真、同じタイトルで僕のところにもきました。
Sさん、感動のあまり、音楽仲間みんなに送っていたようです。 Like