May 24th, 2009. Back to the ’70s
chart data: Billboard’s Hot 100 May 26, 1979
○SISTER SLEDGE‘s
‘WE ARE FAMILY’ was No. 13→6 on this week!
●SISTER SLEDGE‘s
‘HE’S THE GREATEST DANCER’ was No. 9→14 on this week.
●CHIC‘s
‘I WANT YOUR LOVE’ was No. 16→37 on this week.
「HE’S THE GREATEST DANCER」
最高位 九位
トップ10在位 三週
No.10:
10:10 LOVE IS THE ANSWER
England Dan & John Ford Corey
No.9:
10:14 STUMBLIN’ IN
Suzi Quatro & Chris Norman
No.8:
10:22 JUST WHEN I NEEDED YOU MOST
Randy Vanwarmer
No.7:
10:26 SHAKE YOUR BODY (DOWN TO THE GROUND)
The Jacksons
No.6:
10:36 WE ARE FAMILY
Sister Sledge
No.5:
10:40 GOODNIGHT TONIGHT
Wings
No.4:
10:44 LOVE YOU INSIDE OUT
Bee Gees
No.3:
10:51 IN THE NAVY
Village People
No.2:
10:55 HOT STUFF
Donna Summer
No.1:
11:04 REUNITED
Peaches & Herb
No.82: 初登場
11:17 GO WEST
Village People
No.10.のオリジナル。
11:26 LOVE IS THE ANSWER
Utopia, ’77.
featured album:
FEEL NO FRET /AVERAGE WHITE BAND
11:34 WHEN WILL YOU BE MINE
11:39 FEEL NO FRET
11:46 STOP THE RAIN
Average White Band
ending BGM/リクエスト!
11:52 FANTASY
Earth, Wind & Fire, ’77.
僕がこよなく愛するバンドのひとつ、アヴァリッジュ・ワイト・バンド(アヴェレイジ・ホワイト・バンド)。
失速と言われてしまう時期の作品『フィール・ノー・フレット』ですが、なぁに、
「とっても素晴らしい」が、
「素晴らしい」に落ちた、
というだけの話です(笑)。良いアルバムですよ。
『AWB』『カット・ザ・ケイク』『ソウル・サーチン』が素晴らし過ぎるという事です。
セカンド以降ずっとプロデューサーとして関わっていたアリフ・マーディンが離れ(一曲のみアレインジャーとして参加)、しかしマーディンと共にエンジニアとして絡んでいたジーン・ポールとバンドの共同プロデューサー名義、という、つまり「音は同じ、音楽性を多様化」という狙いがあったと思われます。
録音はバハーマはナッソウのコンパス・ポイント・ステューディオ。その影響もあってか、街の喧騒が感じられない、開放的な音が詰め込まれています。
何と言ってもドラマー=スティーヴ・フェローニ(フェローン)の余裕しゃくしゃくのプレイ!
バカラック=デイヴィッド作品「ウォーク・オン・バイ」を中々イカしたセンスでカヴァーしています。
しかし。
セールスは振いませんでした。迷った彼等は事もあろうに(笑)デイヴィッド・フォスターと組み四曲を録音、ファンク度は当然の様に更に薄まりました。しかもその四曲は一旦お蔵入り。アリスタに移籍し、引き続きフォスターと組んで次作『シャイン』を発表、収録曲「レッツ・ゴー・ラウンド・アゲン」で優秀なAORバンド的という評価を得た彼等を見て、アトランティックはお蔵入りしていた四曲にヒット曲を加えた編集盤『Volume VIII』を発表します。
現在その四曲はCD『フィール・ノー・フレット』のボーナス・トラックとして入手可能です。
以上の経緯を思えばフォスター制作という事で『シャイン』の前段階として捉えるべきなのですが、レコード会社が違う事も有り、そういう括りにはなっていません。残念な事です。
いずれにせよ、『フィール・ノー・フレット』、おススめします。まぁ七十年代前半の方が優れているのは事実だと思いますが、この時期が「つまらない」「駄目」とは思いません。
マーディンはこの時期から、ソロとして活動を始めたシャカ(チャカ)・カーンのプロデューサーを担当、レコーディングにAWBの面々、特にフェローニとヘイミッシュ・ステュアート(リズム・ギター、コーラス)、オニー・ムキンタイア(マッキンタイア)を重用します。バンドとしてのまとまった活動形態が取れなくなり始めた、とするべきなのでしょう。
彼等はその後、もう一枚『キューピッズ・イン・ファッション』(ダン・ハートマン制作)を発表して解散します。僕は最後迄駄作は無かったバンドだと思っています。
人見 ‘Hit Me!’ 欣幸, ’09. (音楽紹介業)
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