ジョニー・カーター Johnny Carter が亡くなった。
八月二十一日。享年七十五。肺癌。
こちらはバウンス誌のウェブサイト。
そしてこちらは二十七日深夜に掲載された吉岡正晴氏のブログなのだが、何と同じ回でエリー・グリニッチ Ellie Greenwichが亡くなった事に触れている。知らなかった。
ザ・フラミンゴーズ The Flamingos 、
そして勿論ザ・デルズ The Dells 。
王道の、実力派の、ソウル・ヴォーカル・グループ。ファルセトー(ファルセット)担当だった。
僕ぐらいの世代だと、彼等を知る、好きになる切っ掛けは山下達郎の「サウンドストリート」で流れた「ゼア・イズ」だったという方が多いと思う。僕も勿論その一人。なァんてカッチョ良い曲なのだろう、と。
十年近く前だろうか。世話になっている音楽の先輩宅で彼等をかなり聴かせてもらった晩があった。全盛期のプロデューサーが、後にアース、ウィンド&ファイアを手掛けるチャールズ・ステップニーであるというのに漸く気付いたのはその晩だった(自分でも持ってたけど気付かないでいたという失態)。
それから益々彼等が好きになっている。
その前に来日経験が有る。しかしそのライヴを僕は観なかった(上記の先輩は観た。熱く語ってくれた)。
人見 ‘Hit Me!’ 欣幸, ’09. (音楽紹介業)
コメント
SECRET: 0
PASS:
エリー・グリニッチとジョニー・カーターの訃報、驚きました。
私も達郎さんのサウンド・ストリートでデルズを知りました。
ベスト盤と「No Way Back」の2枚のアナログ盤のしか持っていませんが、マーヴィン・ジュニアのバリトンにジョニー・カーターの突き抜けたファルセット・ヴォーカルがからんでくるのがとても好きでした。残念です。
ご冥福をお祈りします。
ところで、メイズが来日しますが、人見さんはライヴに行かれるのでしょうか?
Like
SECRET: 0
PASS:
ロージーさん
順番だから仕方の無い事ですが、それにしても好きなミュージシャンが次々と鬼籍に入ってしまいますね。
いわゆるソウル・ヴォーカルものはさほど聴かないのですが(歌よりサウンド志向なのでファンクが好きなのです)、ザ・デルズやフォー・トップスの魅力には抗えません。
メイズ・フィーチャリング・フランキー・ベヴァリー(ビヴァリー)ですよねぇ。先立つものが・・・。
人見 Like