2007年6月26日の日記。
(翌日、湘南ビーチFMウェブサイトのトップ頁に掲載)
「会場の音のバランスはどうだ? お前の耳を信用している (Nile Rodgers)」
「新曲(※)の出来がどうか、ナイルは貴方の意見を訊きたがってる。正直な所を訊かせて? (Sylver Logan Sharp)」
「新曲がプログ(レッシヴ)ロックみたいだって? それは嬉しいね。でも僕以外とはその話は無しだ(笑) (Richard Hilton、ジェントル・ジャイアントが大好き)」
「デオダート(※2)としても是非来日したい (Gerardo Verez)」
「オレのベイス、良かった? なら、ナイルのマニジャーに是非そう言ってくれ (Barry Johnson、来日トゥアー初参加)」(※3)
「初めての出産で、私は一人っ子だから、両親も(初孫なので)エキサイトしているの! (Cherie Mitchell、十月出産予定!)」
「ブルース(・スプリングスティーン)のライヴは今も長いね。ファンが先にダウンする(笑) (Kurt Ramm、昨年はブルースのトゥアーに参加、ライヴCD/DVD発売中!)」
「去年行ったサンドウィッチ屋さんに又行きたいの。連れてってくれる? (Jessica Wagner、インスタント・デイト、特権特権!)」
「東京では、急ぐ人の為にエスカレイターの右側を空けるんだ。はい左に寄って! (Omar Hakim、地下鉄で六本木へ繰り出す際、他のメンバーに)」
「その曲のサックスは俺さ (Bill Holloman、十年前にナイルがプロデュースしたスマップの曲に就いて)」(※4)
6/13〜20(※5)、シーク(シック)来日公演点描。至福。
(何でも、近いうちに再来日するとかしないとか?!?!)(※6)
補遺
(※)公演初日のリハーサルで初めて現メンバーで合わせた曲が「オープン・アップ」(四枚目『リアル・ピープル (1980)』冒頭曲)。ナイル・ロジャーズ(ロジャース)以外の九人にとっては新曲であり、実際に彼等は「New Song」と言っていた。ナイル、シルヴァーに言われた通り、この曲を始めとしたライヴ全体への正直な感想をナイルに書いて渡した。「『オープン・アップ』のエンディングは、スタジオ盤ではこうだったけど?!」等を。何とその意見は生かされた。
(※2)ジェラードはデオダートのメンバーとしても活動中。ライヴ映像を見せて貰ったが、彼は舞台前方ド真ん中に陣取り、一番目立っていた(笑)。
(※3)今年の来日はジェリー・バーンズ。シークの現在のベイシストの座は、レギュラーがジェリー、彼の都合がつかない時はバリー。以後もこの順位は変わっていない。プロの世界は厳しい。
(※4)アルバム『ス』冒頭二曲のプロデューサーはナイル。
ギターはナイル、キーボードはリチャード・ヒルトン、サックスはビル・ホロマンで、ドラムズは何とナーダ・マイクル・ウォーデン(ナラダ・マイケル・ウォルデン)。一曲目は(スマップの他のアルバムと同様)インストゥルメンタル。
他にも「セロリ」、「ダイナマイト」、忌野清志郎提供曲等が収録されている良い一枚。
(※5)公演は14〜19日。
(※6)実はこの来日時、三ヶ月後の「東京ジャズ」への出演交渉が行われていたそう。残念乍ら実現しなかったけれど。
最終日翌日、夕刻には成田を発つという日の昼間に、「SMAP×SMAP」の収録が行われた(ナイル、シルヴァー、ジェシカ)。放送は八月。きっと「東京ジャズ」出演の実現を見越して、その直前のオン・エアをと考えていたのだろう。
観たかったなぁ、「東京ジャズ」でのシーク。 翌2008年のスライ&ザ・ファミリー・ストーン、2009年のP-ファンクと続く「ファンク、ソウル枠」ですわなぁ。
2003年の「マウント・フジ・ジャズ・フェスティヴァル」同様、ジャズ・フェスだと(つまりブルー・ノートもだけど)オマー・ハキームの人気が凄いんだよね。
人見 ‘Hit Me!’ 欣幸, ’09. (音楽紹介業)
(2009.10.22. 掲載)
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