Dec. 9th, 2007. Back to the ’70s
chart data: Billboard’s Hot 100 Dec. 10, 1977
ちなみに、
DANCE, DANCE, DANCE, YOWSAH, YOWSAH
Chic
は、
No.41→37.
(遂にトップ40入り!)
No.10:
10:04 YOU MAKE LOVIN’ FUN
Fleetwood Mac
No.9:
10:08 BABY, WHAT A BIG SURPRISE
Chicago
No.8:
10:12 (Every Time I Turn Around) BACK IN LOVE AGAIN
L.T.D.
No.7:
10:17 WE’RE ALL ALONE
Rita Coolidge
L.T.D. を巧みに継承!
10:23 Back in Stride
Maze featuring Frankie Beverly, ’85.
No.65:この週の初登場最高位
10:28 STAYIN’ ALIVE
Bee Gees
No.6:
10:33 HEAVEN ON THE 7TH FLOOR
Paul Nicholas
No.5:
10:36 IT’S SO EASY
Linda Ronstadt
No.4:
10:38 BLUE BAYOU
Linda Ronstadt
No.67:
10:46 LOVELY DAY
Bill Withers
10:50 LONG, LONG WAY FROM HOME
Foreigner
クリスマス・ソングズ
10:53 FATHER CHRISTMAS
The Kinks, ’77.
10:57 PLEASE COME HOME FOR CHRISTMAS
Eagles, ’78.
No.3:
11:05 HOW DEEP IS YOUR LOVE
Bee Gees
No.2:
11:10 DON’T IT MAKE MY BROWN EYES BLUE
Crystal Gayle
No.1:
11:13 YOU LIGHT UP MY LIFE
Debby Boone
以降はクリスマス・ソングズ
11:21 STEP INTO CHIRSTMAS
Elton John, ’73.
11:25 WONDERFUL CHIRSTMASTIME
Paul McCartney, ’79.
Christmas Portrait / Carpenters, ’78.
MERRY CHIRSTMAS DARLING
overture – THE CHRISTMAS SONG (Chestnuts Roasting on an Open Fire)
Sleigh Ride – It’s Christmas Time
番組で話した内容を改めて整理して以下に。
欧米(キリスト教圏)に於けるクリスマス・シーズンとは?
フィル・スペクターの作ったクリスマス・ソングの大名曲に「クリスマス(ベイビー・プリーズ・カム・ホーム)」が有る。「クリスマスには家に帰ってきて頂戴」と女性に歌わせる時代背景には、兵役が大きく関わっていると思われるが、この曲(歌詞)が改めて気付かせてくれるのは、つまりクリスマスは本来、家族の無事を喜ぶ時期だ、という事である。人間関係としては日本の盆正月と似た意味合いな訳だ。どんちゃん騒ぎ(盆踊り)では無く静かに年始を迎えるという意味でより正月的と言えるだろうか。
という見地からすれば、その演出としての音楽を奏で歌う役として適任なのは、七十年代で考えればカーペンターズであろう。
ビング・クロズビー、パット・ブーンという流れに続くリチャード・カーペンターというイメッジを常々持っている。ルックスも含めて。ハンサムでクリーンなミスター・アメリカ、江口寿史の漫画に(笑われキャラとして)登場しそうな、白い歯がキラッと輝くブロンド・ヘアのリッチなアメリカ人。
いかにもクリスマスをちゃんと過ごしそうな人だ。
デビュー以来、(それこそカレン・カーペンターが病んでしまう程に)忙しく過ごしてきたカーペンターズ。じっくりと作りたかったであろうクリスマス・アルバムが世に出たのは78年の事だった。彼等の想いとしても、所属レコード会社や音楽業界の商売上のタイミングとしても、「遅くなってしまった」と感じていたかも知れない。78年、『クリスマス・ポートレイト』プロモーション時のカレンのインタヴューでも「八〜九年前から作りたいと思っていた」と語っている。つまりデビュー時より、という事になる。
しかしカレンというのは本当に良い歌を歌う人だと改めて思う。
何時の時代もこういう人は居るべきだ。
僕が大好きな、「反体制」としてのロックやソウル/ファンクが叩くべき(しかしそんなものでは倒されない位強靱な)「体制側の顔」「ショウビズ王道」「大いなる敵」として。
初期のウィットニー・ヒューストン、マライア・キャリー、セリーヌ・ディオン、ロビー・ウィリアムズ、そして正に本当にずっと君臨し続けているバーブラ・ストレイサンドやバリー・マニロウ等など。彼等はしたたかに、時にはその「敵」をスタッフとして取り込んでいく。
まぁ「敵」って言ったって、結構好きなのだけれど。彼等の事も(笑)。
人見 ‘Hit Me!’ 欣幸, ’07.
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