Dec. 11th, 2007. Starlight Cruisin’ (火)
ピーター・バラカンの無事を祝して。
19:33 dedicated to J.B.:
M1 PLEASE COME HOME FOR CHRISTMAS
James Brown, ’66.
19:38 先週の彼の番組の一曲目だったのでそれを踏襲。
M2 POWER TO THE PEOPLE
John Lennon/Plastic Ono Band Yoko Ono/Plastic Ono Band, ’71.
19:46 M3,4,8&11 – from “My Chess Box – compiled by Peter Barakan”
M3 WHO DO YOU LOVE
Bo Diddley, ’56.
19:48
M4 SUZIE Q
Dale Hawkins, ’57.
19:53 朗読くん。 pt.1. -訳文は彼の著書「ロックの英詞を読む Rock Between the Lines」より-
M5 (What’s So Funny ‘bout) PEACE, LOVE & UNDERSTANDING
Elvis Costello & The Attractions, ’79.
19:58
M6 JINGLEBELLS
The Beatmass, ’94.
20:0 Chic history – ピーター・バラカンがライナーノートを執筆していたので。
M7 GLAD TO BE HERE
Bernard Edwards, ’83.
produced by Bernard Edwards,
vocal, bass: Bernard Edwards guitar: Nile Rodgers, drums: Tony Thompson
20:12
M8 I’D RATHER GO BLIND
Etta James, ’67.
20:15
M9 I SAW MOMMY KISSING SANTA CLAUS
The Beatmass, ’94.
20:21 朗読くん。 pt.2. -訳文は彼の著書「ロックの英詞を読む Rock Between the Lines」より-
M10 FAIRYTALE OF NEW YORK
The Pogues featuring Kirsty MacCall, ’87.
20:26
M11 RESCUE ME
Fontella Bass, ’65.
20: 朗読くん。 pt.3. -訳文は彼の著書「ロックの英詞を読む Rock Between the Lines」より-
M12 MY GENERATION
The Who, ’65.
20:36
BGM IMAGINE
John Lennon, ’71.
20:40
M13 HAPPY CHRISTMAS/WAR IS OVER
The 3 Tenors, ’00.
20:43
M14 RUDOLPH THE REDNOSED REINDEER
The Beatmass, ’94.
20:48 シェイン・フォンテイン=ピーターの弟ミック・バラカン参加アルバムより。
M15 TO MISS SOMEONE
Maria McKee, ’89.
20:52 オルガン・ジャズでカヴァーされたJ.B.
M16=ending BGM AIN’T IT FUNKY
Grant Green, ’70.
実は、「シーク・ヒストリー」でもう一曲、レニー・ピケット&ボーニオ(ボルネオ)・ホーンズを考えていた。彼等はデイヴィッド・ボウイー『レッツ・ダンス』録音時に集まり意気投合した事から結成されており、アルバムの謝辞にナイル・ロジャーズの名が記されている(シークに関係が有るのはそれだけなのだが・・・)。
収録曲のひとつが以前彼がやっていた番組のテーマ曲だからなのだが、しかしそれは風呂で思いつき、脱衣所で忘れ(笑)、思い出したのは家を出た後だったので企画倒れとなってしまった。残念。以前、それにも触れてオン・エアした事は有るけれど。
「ピーターの災難」に就いては第五十五回を参照して頂けると有難い。
「無事を祝して」等と明るいタイトルのもとお送りした番組だが、実は明るい気持ちなんかこれっぽっちも無い、そんな心境だ。
一介のいわゆる「放送で物言う人」にこんな事が起きてしまう。起きてしまった。しかも平和ボケと揶揄されがちな日本で実際に。そんな国に、そんな時代になってしまった。
基本的にいつ起きてもおかしくない、ノー・ガードな国なのだから時間の問題と言えたの事ではあるけれど、よりによってあの人の命日に、しかも平和を語る会を予定していたその日にその会場控室で、という所に僕はあざとい「狙い」を感じる。
そこに憤りを感じるし、そういう弥次馬根性を嫌っているのに想像をたくましくしてしまっている自分にも苛立っている。
今日は、彼の著書と彼が選曲したアルバムを鞄に入れ、そして往復の電車の中で読む為の、レイモンド・チャンドラーの中篇「ベイ・シティ・ブルーズ」(※) が収められた『チャンドラー短篇全集3 レイディ・イン・ザ・レイク』(※※) をコートのポケットに入れて家を出た。霧雨っぽかった雨が、逗子駅に降り立ち、バスで葉山マリーナーに着く頃には傘が必要な位の雨脚になっていた。
番組開始の頃に雨はほぼ止み、帰宅する時間帯(深夜プラス1[※※※]ってあたりだったね!)には、雨上がりの湿気のせいか、想像していたよりも寒さは感じなかった。駅から自宅迄は手袋無しで自転車に乗れた程だ(十分もかからないのだけれど)。
と、今日の外出していた間、僕は言ってみればトラブルに巻き込まれた私立探偵気取りだ。トレンチではないが、ちょいと渋い(と自分では思っている)黒のコートを羽織っていたし。
無事、家を出て、無事、帰宅。
そんな普通の事が如何に有難いかを改めて感じ、とうとうそう感じる様になってしまったニッポンの治安って奴にがっかりしたりしてみる。近しい人(こっちが勝手に親近感を感じている人)にそんな事が起こると否応無くそんな事を感じてしまったりして。
今後もピーター・バラカン氏の順調な活動・活躍を祈り、応援するものである。
ひとまずラジオや連載記事での「第一声」が気になる。きっとその姿勢には拍車がかかっている事だろう。
所で、マニアっぽい人や業界人にありがちな「尻上がり」イントネイション、つまり、
ス「トーンズ」
ボ「エーム」
レ「ノン」
という風に、彼の事を
『バ「ラカン」』(ア「ラカン」調で)
と言う人が居るが、僕はしない。絶対にしない。
更に所で、バンド・エイドの「Do they know it’s Christmas?」よろしく、
「Does Mr. Barakan know it’s THE BEATMAS?」
(※) ピーター・バラカンがベイFMで以前やっていた番組名はこの小説名から採ったとインタヴューで語っていた。「おお、ピーター・バラカンもチャンドラーが好きなんだ」と知り、更に両者のファンになったのは言う迄も無い。
でもやっぱりハメットの方が好きだけど(笑)。
(※※) 本ブログ第三十七回最後部参照。予定通り、無事全四巻が刊行された。
(※※※) 「深夜プラス1 (Midnight Plus One)」ギャヴィン・ライアル著。海外ミステリ・ファンには説明不要なので記すのも恥ずかしいのだけれど、本ブログは音楽ファンに目を通して頂く事を前提としているので敢えて。ちなみにハヤカワ・ミステリ文庫より刊行されている永遠の名作です。この極東の島国にさえ、同名の酒場や書店が出来る程のコアな人気を持つ。(この話を続けるとキリが無いのでいずれ!?)
人見 ‘Hit Me!’ 欣幸, ’07.
コメント
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やっぱりバラカンのアクセントは「アラカン」じゃなくて、「タラちゃん」と同じじゃないとダメですね。
ジョージ・マーティンと元ビートルズの面々が「LOVE」を作る時、
The Beatmassのアイディアを参考にしたということはないでしょうか。
「I'D RATHER GO BLIND」は、ウエストロード・ブルース・バンドのカバーバージョンしか知りませんでした。
そっちはちょっと濃すぎというか、お腹いっぱいな感じなので、
初めて聴いたEtta Jamesのオリジナル、いいなと思いました。
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