2010年2月16日の日記。
(翌日、湘南ビーチFMウェブサイトのトップ頁に掲載)
去年の「Back to the ’70s」の主役、つまり1979年の主役と言えたThe Knack ザ・ナックの「My Sharona マイ・シャローナ」は当時の洋楽ファンにとって特別な一曲だった。
シンプルで憶え易くノリが良い。Donna Summer ドーナ・サマー、Chic シーク(シック)、Village People ヴィレッジ・ピープルといったディスコ勢が目立ったこの年、その傾向を良しとせず、Rod Stewart ロッド・ステワート(スチュワート)、Kiss キッスのディスコ・ヒットを「裏切り」と受け取ったロック好きには特に歓迎された、新鮮な先祖帰りロックの新人だった。
世界的な大ヒットとなり、日本でも「洋楽ファン」の枠をはみ出た、当時の十代ならば誰もが憶えているであろう知名度を持つ大ヒットを記録した。
そのThe Knackのリーダー、Doug Fieger ダグ・ファイガー(フィーガー)が十四日に亡くなった。享年五十七。その三日前に没した玉置宏に続く音楽界の大きな損失。
Willie Mitchell ウィリー・ミッチェル、Teddy Pendergrass テディ・ペンダグラスに始まり、今年も大物の訃報が続いている。四十三年の間、彼等と同じ時代を生きる事が出来た事に感謝して、「The Knackが一発屋というのは間違いで、三発屋である」という事を正しく後世に伝える為に今日も追悼に勤しむ人見である。
オリンピック? 勿論注視していますよ。金ピカの日本スケイト(スケート)陣を観てゴールドフィンガーやハナ肇を連想しつつ。
補遺
今回も拙文ヘのリンクで対応。
人見 ‘Hit Me!’ 欣幸, ’10. (音楽紹介業)
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