Feb. 21th, 2010.
Back to the ’70s
後半:hit songs of 1976.
博物館:三十年前のFM雑誌
週刊FM 1980.No.5.(※)
表紙:財津和夫
そして来日直前のトトのカラー頁!
(最後部で内容に少し触れます。)
No.10:
10:08 SARA
Fleetwood Mac
No.9:
10:14 CONWARD OF THE COUNTY 弱虫トミー
Kenny Rogers
No.8:
10:20 DESIRE
Andy Gibb
No.7:
10:24 ON THE RADIO
Donna Summer
No.6:
10:29 LONGER
Dan Fogelberg
No.5:
10:37 ROCK WITH YOU
Michael Jackson
No.4:
10:41 CRUISIN’
Smokey Robinson
No.3:
10:46 YES, I’M READY
Teri DeSario with K.C.
No.2:
10:50 DO THAT TO ME ONE MORE TIME 愛の証し
The Captiain & Tennille
No.1:
10:54 CRAZY LITTLE THING CALLED LOVE 愛という名の欲望
Queen
1976年2月21日付け:
No.2: (年間チャート No.29.)
11:10 THEME FROM “S.W.A.T.”
Rhythm Heritage
No.1: (年間チャート No.8.)
11:12 50 WAYS TO LEAVE YOUR LOVER 恋人と別れる50の方法
Paul Simon
No.7: (年間チャート No.40.)
11:17 ALL BY MYSELF
Eric Carmen
No.10: (年間チャート No.70.)
11:22 EVIL WOMAN
Electric Light Orchestra
1976年 年間シングル・チャート:
No.2:
11:27 DON’T GO BREAKIN’ MY HEART 恋のデュエット
Elton John & Kiki Dee
No.1:
11:37 SILLY LOVE SONGS 心のラブ・ソング
Wings
No.64: 日本では何と言ってもタータン旋風!
11:44 SATURDAY NIGHT
Bay City Rollers
1976年 年間アルバム・チャート:
No.1: Frampton Comes Alive!
11:47 SHOW ME THE WAY (シングル・チャート No.50.)
Peter Frampton
No.10: Gratitude 灼熱の狂宴
11:52 SINGASONG (シングル・チャート No.59.)
Earth, Wind & Fire
(※)【博物館 補遺】
週刊FM 1980.No.5.
表紙:財津和夫
○最高傑作であるセカンド『ハイドラ』を引っ提げて、初来日直前のトト!
「目指すは、はかりしれないロック総合芸術だ」ときたもんだ。
良い曲は作者であるギターリストかキーボーディストが自分で歌ってしまう、見せ場はソロやキメ、楽器少年の憧れ等、シンガーの立場が無い事でも知られる(?)彼等。この記事でもメンバーの発言に(六人中四名登場にも関わらず)シンガー=ボビー・キンボールのものは無し・・・。
○ガール、デビュー!(アルバム・デビュー直前、日本デビュー前)
中央で思いっ切りキメちゃってるのがフィル・コリン。この後デフ・レパードへ。その上がシンガーのフィリップ・ルーイス。数年後にL.A. ガンズへ。二人共、当時二十一歳。
彼等は二枚のアルバムを残して解散してしまったけれど、右上の「80年代のハード・ロックは “GIRL” の双肩にかかっている!!」は、有る意味で当たっていた、と(好意的に考えれば)言える。
○他に、白黒グラビア頁で「キャメル、遊園地を行く」「フォーリナー、二度目の来日」連載最終回「Rock Hero 80’s」ではダイア・ストレイツ、等など。ニュー・アイドルとして「酒もってこい」で1/21デビューの芝田洋一! こ〜れはリアル・タイムの人じゃないと知らないよなぁ〜。
○坂田 明が前年大晦日を最後に山下洋輔トリオを退団、三月よりニュー・トリオでスタートという記事も。
○特集「ニュー・ミュージック音楽地図①博多VS札幌(一部「九州VS北海道」となっているので途中でもっと地域を絞ったと想像する)
折込みカラーで、カセット・インデックス大(当然!)のミュージシャン写真が。
九州:さだまさし、財津和夫、長渕 剛、クリスタル・キング、かぐや姫、井上陽水
北海道:松山千春、中島みゆき、ふきのとう、佐々木幸男
クリスタル・キング、かぐや姫、松山千春が切り取ってある。
○「今週のレコード」ポピュラー頁。1/21日本盤発売、トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズ『破壊』!
書きだしが「今年スターになることを約束されたトム・ペティ。」
上はザ・ビート(ロンドンのスカではなく、L.A. のロック・バンドの方)。第二のザ・ナックと紹介されている・・・。下はバズコックスのサード。
この号で大きく紹介されているのはザ・スペシャルズのデビュー盤! 他にルーファス&シャカ(チャカ)・カーン『マスタージャム』、スティーヴ・ウォルシュ(カンザス)の初ソロ、フランク・ザッパ『ジョーのガレージ Act II & III』、『サミュエル・ホイ ヒット曲集』等。
○この時期に来日公演を行っているのは(あくまで「予定」として雑誌に載っていたものです)、
The Knack
2/20(武道館!),22(愛知),23(金沢),24(神戸),25(大阪),27(静岡),28(札幌),29(宮城)
Julie Andrews
2/21(大阪),22(大阪),3/1(武道館),3(東京)&4(東京)
Toto
3/2(大阪),3(愛知),5(大阪),6(京都),8(東京),9(東京),11(東京)&12(東京)
等。
○19:15〜20:00「サウンド・オブ・ポップス」ロック八十年代のホープ
月 ニュー・グループ・1: Buggles, Pretenders, Bruce Wooley & His Camera Club
火 ニュー・グループ・2: 20/20, Pearl Harbor & The Explosions, Head Boys
水 ポップ・ニュー・ウェイヴの旗手: The Clash, The Jam, Joe Jackson
木 テクノ・ポップのニュー・スター: Gary Numan, M, The Human League
金 ハード・ロックの担い手: Krokus, Jef
ferson Starship, Tom Petty and The Heartbreakers
「ハードなロック」という意味では確かにトム・ペティはハード・ロックだろうけど・・・。
ジェファスン・エアプレインは「ジェイン」で、『フリーダム・ポイント・ゼロ』でハード・ロック化したけれど。
○グラミー賞は第二十一回。「はたしてケニーかドナか」だったのですな。
いずれにせよこういう小さな扱いです、当時は。
グラミーグラミーと、音楽雑誌もレコード店もレコード会社も大騒ぎする様になるのはもっと後の話。まだ権威に負けない洋楽シーンが日本には存在しました。カウンター・カルチャー。
○リチャード・ロジャーズは1979年暮れに没しました。あらまぁ、つい最近迄生きていたのね、と思うのは僕が四十代だからですね(笑)。
【歌謡曲 & ポップス・ベスト10】
《歌謡曲》(コーセー 歌謡ベスト10)
2/2 2/9
1 2 大都会/クリスタル・キング
2 1 サチコ/ばんばひろふみ
3 5 悲しき友情/西城秀樹
4 3 異邦人/久保田早紀
5 4 さよなら/オフコース
6 7 秋止符/アリス
7 8 愛染橋/山口百恵
8 9 トキオッ/沢田研二
9 10 ウェイク・アップ/財津和夫
10 ー 恋/松山千春
《ポピュラー》(ダイヤトーン ポップスベスト10)
2/2 2/9
1 2 ギミー・ギミー・ギミー/アバ
2 1 孤独のメッセージ/ポリス
3 5 愛という名の欲望/クイーン
4 4 涙に染めて/カーラ・ボノフ
5 3 恋はこれっきり/クリフ・リチャード
6 6 ウェイト・フォー・ミー/ダリル・ホール&ジョン・オーツ
7 7 セント・ジョージ・アンド・ザ・ドラゴン/トト
8 11 ヘッド・ゲームス/フォリナー
9 10 コンフュージョン/ELO
10 9 愛を贈れば/スティーヴィー・ワンダー
人見 ‘Hit Me!’ 欣幸, ’10. (音楽紹介業)
コメント
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芝田洋一「酒もってこい」はドーナツ盤持ってるけど、
あの人はアイドルじゃないと思うなぁ… Like
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GAKUちゃん
週刊FMはニュー・ミュージック寄りだったからね。三好鉄生もベイカー・ショップ・ブギも芝田洋一も松村和子もハウンド・ドッグも誰カバも同じ括りだったんだろうね。
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