JBを巡る最低の情報を伝えた直後にこの吉報!(こちらを知るのが遅くなっただけなのだけれど)
JB他が出演した、「キンシャサの奇跡」と呼ばれる事となったアリ対フォアマンの試合絡みのコンサートが、2008年に『ソウル・パワー』として映画化されており、日本でもこの六月に公開される。
本編である試合は記録映画として知られるが、コンサート部分はちゃんとフィーチュアされていなかった。しかしコンサート映像もとても良い状態で保存されていた。流石はアメリカ(※)。
こちらは吉岡正晴氏のブログ。
先ずは日本公開を実現させてくれた関係者に感謝と拍手を。
’74年。
特に革命的だった ’70- ’71年のオリジナルJB’sが離れて数年、JBのもとにフレッド、メイシオ、ジミー・ノーレン他の熟練者達の多くが戻り、ある意味で最も順調だった時期のJB。本人名義のみならず、ザ・JB’s やリン・コリンズといったプロデュース作でも名盤・名曲を連発していたのもその証左と言えるだろう。
Hot Pants
Doing It to Death
Get on the Good Foot
Make It Funky
I’m a Greedy Man
Papa Don’t Take No Mess
The Payback
こうしてタイトルを目にするだけで燃えてくる。
ひとパターン一曲・ひと言一曲の最たる時期。
アルバムもアポロの三作目等、無敵の時期(※2)。
この時期に蓄えていた口髭がまたカッコ良い。
モハメド(ムハマッド)・アリの復帰を最大限に盛り上げようと、「ブラック・パワー」を世界に知らしめようと企画された一大コンサート。
James Brown
B.B. King
Spinners (フィリップ・ウィン入り!)
Sister Sledge (デビュー間も無く! 全員十代!)
Fania All Stars
Crusaders (ラリー・カールトン入り!)
Bill Withers
Manu Dibango
The Pointer Sisters (四人時代、おそらくドラムズはフラッシュ!)
JBのアンソロジー・ヴィディオに入ってるアフリカでの「グッド・フット」はこの時のものだろうか? 異常にパワフルな演奏が堪らないものだ。
うーむ楽しみ!
(※)
終戦時にアメリカへ持ち帰られた日本の映画や書物等の資料が、日本で保管されていた同時期のものよりもずっと良い状態で保存されていたというのは知られた話。
単に湿度の問題では無く、心掛けの問題だろう。
それと、環境の違い。良い・悪いという話でなく、レンガで家を建てて何世紀も住み続ける文化と、自然災害(特に地震)には遭うものだという前提で紙と木で家を作って、壊れたらそれから考える、という違い。
(※2)
AC/DCがこの時期のJBっぽいと思っているのは僕だけだろうか?
人見 ‘Hit Me!’ 欣幸, ’10. (音楽紹介業)
コメント
SECRET: 0
PASS:
こんにちは、ESCのKosuiです。
このライブ、映画になっているんですねー。これは是非とも見なくては!
このモハメドアリの試合を記録した映画「When We were Kings」でもライブシーン入ってますが、これがまたカッコイイ!
「When We were Kings」のサントラは愛聴盤です。
「When We were Kings」のサントラには入ってないけど、このライブManu Dibangoもいたのか・・・
ますます楽しみです! Like
SECRET: 0
PASS:
Kosui (後輩だから呼び捨てにさせて貰うよ。)
おおKosuiではないか!
そうなんだってさ。試合の時の「コンサート」が遂にまとめられたってさ。
(試合の記録映画に関してのコメント、有難う。本文も加筆しました。)
番組でオン・エア出来る様に、CDも出ないかなあ?
人見 Like