こちらを目次として、メンバー達から得た情報も含めて随時更新していく予定です。
ジュラン・ジュラン(デュラン・デュラン)
マドンナ
デイヴィッド(デビッド)・ボウイー
等の曲もセット・リスト入りするのか?
NILE RODGERS and
the CHIC ORGANIZATION
ナイル・ロジャーズ(ロジャース)・アンド・
ザ・シーク(シック)・オーガナイゼイション
Box Set Tour
4/24〜5/2。
ブルー・ノート東京のウェブサイトに掲載されているナイル・ロジャーズ(ロジャース)本人のメッセイジを良く読むと(つまり見落としていただけ・・・)、
○名義が「Nile Rodgers and the Chic Organization」となっている
○トゥアー名が「Box Set Tour」となっている
○マドンナ、ジュラン・ジュラン(デュラン・デュラン)、デイヴィッド(デビッド)・ボウイー、ダイアーナ・ロス、シスター・スレッジの楽曲も演奏する予定であるとも解釈出来る
といった部分に気付かされる。
ライヴしか出来なかったレコード・デビュー前=下積み時代は別だが、七十年代後半のシーク(シック)初期を含めて、ナイルが最も多くのライヴを行っているのは現在だと思われる。
その切っ掛けとなったのが、今から十四年前の四月に日本で行われた「JT Super Producers ’96 Nile Rodgers」だ。
「JTスーパー・プロデューサーズ」は、その名の通り、JTがスポンサーとなって行われていた、プロデューサーにスポット・ライトを当てたライヴ・コンサート。第一回はデイヴィッド(デビッド)・フォスター、第二回はナーダ・マイクル・ウォーデン(ナラダ・マイケル・ウォルデン)、そして結果として最後となった第三回がナイル・ロジャーズ(ロジャース)。三回続いて本当に良かった!
前年の秋頃にナイルの名が発表された時(今月発売号を最後に休刊となる「アドリブ」誌で知った)には鳥肌が立った。丁度その日は湘南ビーチFMで番組が有り(未だゲスト出演時代)、書店でそれを知ったその足で葉山入りをして、震え乍らマイクに向かってその話をした記憶が有る。
主役はシークではなくナイル・ロジャーズ(ロジャース)。ハウス・バンドとしてシークを据え、シスター・スレッジ、サイモン・ル・ボン(ジュラン・ジュラン[デュラン・デュラン])、スラッシュ(当時はまだガンズン・ローゼズ)、スティーヴ・ウィンウッド、クロウル(クロウェル)・シスターズをフィーチュアした豪華なライヴを行った。
主役であるナイルを前面に出す形で、裏方としてのバンマスを、相棒であったバナード(バーナード)・エドワーズが見事に務めていたのも最高のバランスであった。
初日は大阪城ホール、そして日本武道館で二回。十四年前の丁度四月の事だ。
当時を知る者・会場に集った者にとっては、そのバナードが公演翌日に東京のホテルで客死してしまったという辛い事件とのセットで記憶されているだろう。
一応、僕もその一人。
深読みかも知れないけれど、今回の来日には、上記の初来日公演(※)時の自分を「パフォーマーとしての基本」と捉えて、其処に立ち返るという意図が有るのかも知れない。
だから名義も「シーク」ではなくなった。より自分自身を前面に出す事にしたのだろう(※2)。シーク時代も含めたナイル個人の仕事の中から広く選曲をするライヴになるのかも知れない。
以前から(シークが丸々バックを務めた)シスター・スレッジとダイアーナ・ロスの楽曲は外せなかったかれど、遂にボウイーやマドンナ、ジュラン・ジュラン(デュラン・デュラン)関連曲もセット・リスト入り(というより、「JT・・・」に立ち返るのであれば「復活」)するのかも知れない。
バンドとしてのシーク贔屓が激しい僕としては、「シークの他の曲」を「新たにセット・リスト入りするもの」として期待していたので少〜しばかり残念ではあるのだけれど・・・。会場で御会いする常連の方々からもそういう声は多く聞かれたし。
まぁ、ファンなんて我が侭なので、どう選曲しても「あちらを立てればこちらが立たず」なのだが。
いずれにしても楽しみである事に変わりは無いし、「レッツ・ダンス」「ライク・ア・ヴァージン」「ノトーリアス」辺りをフル・コーラスで聴けるライヴは面白い筈だ。
でも、
『レッツ・ダンス』からなら「チャイナ・ガール」のリズム・ギターを聴きたいなあ。どうせならオマー・ハキームがメンバーの時に聴きたかったなあ。
『ライク・ア・ヴァージン』からなら「シュー=ビー=ドゥー」も聴きたいかなあ。
シスター・スレッジなら、売れなかった方のアルバムから「リーチ・ユア・ピーク」「フールド・アラウンド」、それとナイル単独制作の「フランキー」あたりも是非。
・・・等と、ほぉら更なる我が侭が始まってしまう(笑)。
ブッカー・T&ジ・MGズをぼぼそのまま飲み込んだザ・ブルーズ・ブラザーズ(ブラザース)・バンド。
彼等が、
R&Bを何でもレパートリーに出来る感じ、
ジョン・べルーシ、ダン・アイクロイド他、
映画での豪華な歌手陣、
ライヴでのエディ・フロイド、飛び入りした忌野清志郎迄、
ゲスト・シンガーを色々と呼べる感じ。
そんな連想をしている。
こちらはブルー・ノート東京のスケジュール。
↑
Blue Note Tokyo
こちらはモーション・ブルー横浜のスケジュール。
↑
Motion Blue Yokohama
(※)
「公演」は初だったが、
1995年:「JT」の一環として「プロデューサー講座」及びミーディア(メディア)取材
「タモリの音楽は世界だ!」に出た(グッチ裕三と共演)
1992年:『CHIC-ism シーク(シック)イズム』発売時のプロモウション来日をバナード(バーナード)・エドワーズと共に
「11PM」に出た(司会:三宅裕司)
という来日経験は有る。
八十年代、「まぁるいウィンドウ」のキャッチ・コピーでCMに出た(ナイルが口にした!)際も来日はしたのだろうか?
他、流石にプライヴェイト迄は知らないけれど。
(※2)
シーク加入から約十八年、リード・シンガーとして強い存在感を放っていたシルヴァー・ローガン・シャープが離れたのを切っ掛けにそういう判断を下したのか、
逆にそういう判断から彼女を外したのか。
今回の彼女の離脱が主にどちらの意志によるものなのかを知らない僕には明言出来ない。
人見 ‘Hit Me!’ 欣幸, ’10. (音楽紹介業)
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