June 20th, 2008. イシイ ポップス・イン・ザ・ボックス
提供:石井食品
vol. 534.
M1 リクエスト!:貴方が初めて買ったドーナツ盤、シングル盤は?
16:04 GET BACK
The Beatles with Billy Preston
M2
16:07 WOODSTOCK
Crosby, Stills, Nash & Young
M3
16:12 EVER CHANGING TIMES
Aretha Franklin with Michael McDonald
M4
16:17 TSOP (THE SOUND OF PHILADELPHIA)
MFSB
M5
16:21 BO DIDDLEY
Bo Diddley
ミドル4:追悼ボー・ディッドリー
M6
16:26 NOT FADE AWAY
The Rolling Stones
M7
16:28 FAITH
George Michael
M8
16:31 SHE’S THE ONE
Bruce Springsteen
M9
16:35 MAGIC BUS
The Who
M10
16:41 STANDING IN THE RAIN
Al Green
M11
16:45 HEY MR. D.J.
Zhane
M12
16:49 LOOKING UP TO YOU
Michael Wycoff
M13
16:54 P.S. I LOVE YOU
The Beatles
M1=リクエスト:
「シングル盤は?」というリクエスト・テーマなので、勿論シングル・ヴァージョン。
’69年初頭に、原点回帰、シンプルに戻るべく、『ゲット・バック』の仮タイトルのもと行われたレコーディング・セッション。しかもその過程をフィルムに収めて記録映画にもしようという計画だった。
しかし、あまりの低テンションとまとまりの無さ、グループとしての結束力の無さ、それどころか険悪さをも露呈してしまうものになってしまった事から(と多くのファンは思っているのだが)御蔵入りしてしまうのだが、今回オン・エアしたヴァージョンは、その未発売となったアルバム『ゲット・バック』からの先行シングルという形で(見切り発車気味に)発売されたもの。
と言っても、別にレア音源とか、そういうのでは無いので早合点なさらぬ様。僕はビートルメイニアになれる程の財力も情熱も無い(笑)。英国オリジナル・アルバム未収録音源集『パスト・マスターズ』vol.1, vol.2の『2』で普通〜に聴ける。
ちなみに、その御蔵入りした『ゲット・バック』だが、翌年、矢張りその素材を映画にまとめようという事になり、音源はフィル・スペクターの手に委ねられサントラ盤という形で再編集、それぞれ『レット・イット・ビー』として公開・発売されたのは御存知(又は御察し)の通り。
タイトルが『元に戻る』から『なるがままに』と変更されたのが象徴的。
ゲット・バック・セッションから約半年後の ’69年半ば、暗黙のうちにラスト・アルバムとして傑作『アビー・ロード』を作った当の四人は、’70年には既にそれぞれの道を歩み始めていた。
M6〜9=ミドル4:(実際にはM5も含めてですが)
そんな訳で音楽界にはボー・ディッドリーの子供がいっぱい。
インタネット上で、そしてそろそろ音楽雑誌で、多くのミュージシャンが彼を悼み始めている。
人見 ‘Hit Me!’ 欣幸, ’08. (音楽紹介業)
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