July 18th, 2008. イシイ ポップス・イン・ザ・ボックス
提供:石井食品
vol. 538.
M1 リクエスト!:貴方が初めて買ったドーナツ盤、シングル盤は?
16:03 CALL ME
Blondie
M2
16:07 AMERICA
Simon & Garfunkel
M3
16:10 I KNOW YOU WELL
By All Means
M4
16:15 IT AIN’T OVER ‘TIL IT’S OVER
Lenny Kravitz
ミドル4:アース、ウインド&ファイアー
M5
16:21 THAT’S THE WAY OF THE WORLD
M6
16:27 FANTASY
M7
16:31 AND LOVE GOES ON
M8
16:35 SIDE BY SIDE
Earth, Wind & Fire
M9
16:43 MORE THAN THIS
Roxy Music
M10
16:48 THEN I’LL BE TIRED OF YOU
Kenny Rankin
M11
16:53 I WONDER
Blaze
アース、ウインド&ファイアーの全盛期は ’80年迄。
僕も良くそう話したり書いたりしています。
アルバム『フェイセズ』迄。
ギター=アル・ムケイ(マッケイ)が本作を最後に脱退(前任者のローランド・バティスタが復帰)。
次作は「レッツ・グルーヴ」を含む大ヒット作『レイズ!(天空の女神)』で、大好きなアルバムですが、グループとしての、モリース・ワイト(モーリス・ホワイト)を中心としたバンドとしての結束は少しずつ緩んでいきます。その端緒がアルの脱退。
インタヴュー(運良く実際にインタヴューを出来ました)でアルがよく語っているのは、
「バンドに優秀なギターリストやキーボーディストが居るのに、モリースはレコーディングで他のギターリストやキーボーディストを使い始めた」
というもの。
ほぼ毎年出し続けていたレコードで新機軸を打ち出す為という、バンド・リーダーというよりはプロデューサー的な視点で、モリースはその判断をしたのでしょうが、バンド・メンバーからすればそれは不満に感じたでしょう。
しかし、モリースは正しかったと言うべきなのでしょうか、確かに、活動休止前、’83年迄の諸作はどれも面白いのです、残酷な話ですが。
今回の「ミドル4」は、それぞれ ’75、’78、’80、’82年の作品。偶然ですが年代順でした。
ヴォーカル、コーラスの観点で観れば、フィリップ・ベイリーの更なるサウンドヘの貢献が目立っていきます。アルバムによっては「歌声は全てモリースとフィリップ」と明記される事も有るのです。
四曲目「サイド・バイ・サイド」はアルバム『パワーライト(創世記)』収録曲。増々金属的になったコーラス・ワークが印象的です。全盛期後であり、シンセ・ファンク路線を進んだ、確かにバンド・サウンドとは言いにくい「モリース・ワイト=フィリップ・ベイリー・プロジェクト」と化したとも言える作品ですが、とても好きな音、曲、演奏が詰め込まれた、大好きなアルバムなのです。
初めて新譜で購入した彼等のLPだったという個人的な理由も勿論影響しています。
そんなの当たり前じゃないですか(笑)。客観的視点だけで音楽を語るつもりは有りませんし、その必要性も感じません。
人見 ‘Hit Me!’ 欣幸, ’08. (音楽紹介業)
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