タイトル:WooHoo ウーフー
発売日:九月十五日
昨日の番組で発表されていないので、その数日前であったと思われる収録時には未だ発売日等は正式決定していなかったのだろう。そして(番組リスナー優先で)番組での発表を先にしたかったと思うが、スタッフは一週間待ちたくなかったのだろう。そんな想像を勝手にしている。
彼としては珍しく、(※)トゥアー中の新作発表というタイミングになった。
収録曲数:
十二(予定)
初回盤特典:
ディスク2 『JOY ver.1.5』
(初回盤は¥3,500-、通常盤は¥3,150-)
収録予定の十二曲中、八曲は既発売。更に一曲は現在CM使用中の新曲。
つまり「まっ更」の新曲は三曲だろうか。
SP盤〜シングル盤全盛時代の「アルバム」の意味、即ち、写真のアルバムと同じく「作品をまとめたもの」としての「アルバム」と考えれば、「この五年間の作品をまとめたもの+α」という、本来の意味での「アルバム」であると言えるだろう。
まぁこの傾向は今回始まった訳でも無く、特に此処数枚の彼(と、彼がプロデューサーである奥方=竹内まりやの殆んど)のアルバムはずっとこの傾向だけれど(※2)。
ディスク2として初回盤に付く『JOY ver.1.5』は、シングル盤のカップリングとして既発表のライヴ・ヴァージョンをまとめたものだそうだ。
確認してみた。
ライヴ・アルバム『JOY』(1989) 以降、彼が商品化して来たライヴ・ヴァージョンをリスト・アップ。
The Theme from Big Wave
Only with You
二人の夏
砂の女
アトムの子 (from ‘Performance 1991-2’)
風の回廊
アトムの子 (from ‘Performance 2008-9’)
ついておいで
全部収録されるだろうか。
一曲くらいは未発表のものを入れてくれるだろうか。
「アトムの子」がふたヴァージョン収録されるというのは、流石に無いのかな?
仮に上記のもののみ(「アトムの子」はどちらか一方)の七曲でも、三十分以上。想像しただけでも充分に聴き応えが有るヴォリュームだ。
又、これでリセットをし、来たる『JOY 2』(※3)を全て初出音源で制作したいという意図が有ると思われる。あくまで僕の期待も込めた希望的な想像だが。
いずれにしても楽しみだ。
(※)『フォー・ユー』(1982) は仕上がりが遅れ、発売前である1981年末に先にライヴで披露されている。
全く初めて聞く、しかもライヴ一曲目の「スパークル」って、凄いインパクトだっただろうなぁ。
(※2)『レアリティーズ』も、その「既発表曲」枠(?)に、かなり前に発表されていたものが含まれていたというだけで、基本的な発想・アルバムとしての「まとめられ方」はオリジナル・アルバムと同じと言えた。
(※3)次なるライヴ・アルバムの仮題としていつしか定着。ガンズン・ローゼズの『チャイニーズ・ディモークラスィ(デモクラシー)』並みの、ファンの多くが古くから知る「次のアルバム・タイトル」と言えるだろう(笑)。
因みに GnR のそのアルバムは、そのタイトルが世に知られる様になってから十年ほど経った一昨年、本当にそのタイトルで発売されている。賛否両論であった内容以前に、発売された時点で旧譜(或いは未発表アルバム)の発掘の様な「既聴感」と共にそれを手にした方も多いのではないだろうか。
人見 ‘Hit Me!’ 欣幸, ’10. (音楽紹介業)
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