Sep. 28th 2007
イシイ ポップス・イン・ザ・ボックス
vol.496.
03
M1 SEPTEMBER
Earth, Wind & Fire
06
M2 DAYDREAMING
David Sanborn feat. Cassandra Wilson
13
M3 DIGGING YOUR SCENE
Rahsaan Patterson
ミドル4:イーグルズ(其の参)
20
M4 HOTEL CALIFORNIA
28
M5 HEARACHE TONIGHT
33
M6 I CAN’T TELL YOU WHY
39
M7 THE SAD CAFE
Eagles
47
M8 BOOK OF LOVE
The Monotones
50 (追悼ジョー・ザヴィヌル[75])
M9 BIRDLAND
The Manhattan Transfer
M1
’Do you remember/21st night of September’ という歌い出しですので、九月二十一日より後が良かろう、という訳でして。世代柄、実はこの曲がEW&Fリアルタイム初体験でした。しかも映像付き! ユニセフのチャリティ・コンサート(当時LPも出ました)。ブッ飛んだんだな、これで。
M2
オリジナルはアリーサ・フランクリン。近年最愛のミュージシャン、コリーヌ・ベイリー・レイもカヴァーしています。
M3
ソウル・フリークの中では評価の高いラサーン・パタスン。所謂ネオ・ソウル世代の男性らしく、プリンスの影響が色濃く漂う人です。ホント、プリンスの存在って大きい。我が国でボウイ以後の一時期、バンドのヴォーカリストがみんな氷室唄いになった様なもの?
イーグルズの七十年代末よりこの四曲を。
M4
八十年代前半、年上の方の家に行くと、その方が熱烈な洋楽ファンでなくても、この「ホテル〜」は入っていたものです。それこそオフコースやアリス、クリスタル・キングの赤いジャケ(ファースト)や、デビューした頃の松田聖子らと一緒に。
M5
自称「横須賀のボブ・シーガー」としては(笑)、彼が共作者として名を連ねるこの曲(「ザ・ロング・ラン」からの先行シングル、大ヒット)を外す訳にはいきません。「何故イーグルズは解散してしまったのか?」の問いに、シーガーは「Hotel California」とだけ答えたそうです。何も付け加える必要は無いでしょう。
M6
この曲がもしかしたらこのアルバム最大の収穫かも知れないとも思います。やけに黄昏たプロモーション・フィルムも堪らなかった。
M7
真っ黒なジャケ、覇気の無い見開き内ジャケのアルバムがこの曲で締め括られると、何だかホッとするのです。「御苦労様でした」と思わずねぎらいの言葉を掛けたくなります。思うに、ジャケは「ザ・ビートルズ(ワイト・アルバム)」で内容は「アビー・ロード」ですね。
でも僕は彼等は七十年代のザ・ビーチ・ボーイズ」だと思っています。勿論ドンがブライアン。
先にこのアルバムを買った同級生T(このブログにコメントを寄せてくれています)の家で、「ベストヒットUSA」を見終わった土曜深夜、この曲を聴いた事を想い出します。
M8
このテの所謂「オールディーズ」は、七十年代の映画「アメリカン・グラフィティ」でかなり救われたのでしょうね。車やファッションもそうですが、一番効果的に使われた「小道具」が当時の音楽の数々でした。
M9
僕の他の番組で大々的に追悼し始めておりますので、当番組では控え目に、ウェザー・リポートの代表曲を歌入りカヴァー・ヴァージョンで。
人見 “Hit Me!” 欣幸, ’07.
コメント
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Eagles のミドル4 pt.3
今回は 5th から1曲、6th からは3曲。
これらのアルバムからは初期のような軽やかさはあまりなく、
「重い」「痛い」といった聴いているこちらも辛くなる楽曲が多いと感じます。
Timothy がヴォーカルの「I Can't Tell You Why」
これも何かバンドが終わっていくことを示唆していたのでしょうか。
何故だか、よくわからないけど・・・ そんな雰囲気。
ラストに「The Sad Cafe」が選曲されていたのは嬉しいですね。 僕もこの曲が好きです。
彼等がまだ駆け出しの頃、当時の若手ミュージシャン連中がたむろしていた
「トルバトール」というカフェを回想する、といったことを唄っています。
「雲が現れ、あの海岸を覆ってしまった。 あの栄光の列車は、もうここに停まらない」
間奏のコーラスで唄われる、この歌詞が沁みますね。
頂点を極めた彼等だからこそ、この曲や「Life in the Fast Lane」が、
生まれたのだと思います。
あのダークなジャケットのアルバムを締めくくるに相応しい楽曲です。
それにしてもこの部分、どことなく DooBie ぽく聴こえませんか?
Michael McDonald の頃の。 Like
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そういえば、少し前の本房さんの番組「California Dreamin'」でも、
「Hotel California」「The Sad Cafe」の2曲がオンエアされていましたっけ。
結局 Eagles はミドル4×3ということで、ミドル12になりました。
12曲になってもいいじゃないですか。 それだけ名曲が多いんですから。
ちあきなおみさんも「四つのお願い」といいながら八つお願いしてる訳ですし。
(何のフォローにもなっていない・・・)
28年ぶりのアルバム、今から楽しみです。
アルバムが店頭に並ぶであろう10月30日は Timothy が還暦を迎えます。
これも狙ったのかな・・・
「The Sad Cafe」と新曲「How Long」の作者は J.D. Souther
(「The Sad Cafe」は共作ですが)
「トルバトール」のミュージシャン仲間でもある J.D. は Eagles の影の功労者であります。
もっとも意気揚々としている今の彼等に「The Sad Cafe」のような楽曲を唄う必要なぞ、
ないんでしょうけどね。 Like
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Masashi様
以前と同様の前後編。イーグルズとなると、語りだしたら止まらないクチですね(笑)。反応して戴けて嬉しいです。
"How Long" がJ.D.のカヴァーだという件、局内で一番イーグルズ他、ウェスト・コースト・ロック好きの片野満見子に伝えました所、彼女はJ.D.の曲だという事は知っていましたが、既発表曲(つまりカヴァー)だという事には気付いていましんでした。
「え〜?! あの黒いアルバム・ジャケットの奴ですよねぇ? 持ってるのに! 確認してみます!」
と、他人に知らされたのが大層悔しそうでした(笑)。
番組では優しい女性ですが(イヤ本当に優しいんですけどね。黒木瞳っぽい、落ち着いた話ぶりだと思っているのですが)、あれで結構「仁義」なお方なのです。「このアルバムは人見さんが教えてくれたから私は先に(番組で)流しません」「アタシから(リスナーに)知らせたかったのに、逆に教えらちゃうのは、嬉しいけど何か悔しい!」とか。
乙女心は複雑なのですね。
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「I CAN'T TELL YOU WHY」
イーグルズの曲の中で一番好きです。
“めんたんぴん”のアルバム「めんたんぴんラスト」に入ってる
「いつだって」は多分、この曲に影響されてると思うんだよな。
収録順も同じ2曲目だし。
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GAKUちゃん
めんたんぴんの件、確かにそうかもね。結構好きで聴いてた曲なんだけど、気付かなかったな。
ちなみに、めんたんぴんをもっとベタにして、かなり商売っ気を出させたのがツイストなんじゃないかな、なんて気がする。勿論、聴いてただろうし、好きだっただろうし。
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