September 12th, 2008. イシイ ポップス・イン・ザ・ボックス
提供:石井食品
vol. 546.
M1 貴方が初めて買ったドーナツ盤、シングル盤は?〈横山典正篇〉
16:03 SIXTEEN TONS
Tennessee Ernie Ford
M2 〈夏の終わりに〉
16:06 THE BOYS OF SUMMER
Don Henley
M3 〈九月の歌〉
16:12 SEPTEMBER SONG
Jeff Lynne
M4
16:14 JUST FOR YOU
Gwen Guthrie
ミドル4:ポインター・シスターズ
M5
16:21 I’M SO EXCITED
M6
16:26 SLOW HAND
M7
16:30 HEARTY PARTY TONIGHT
M8
16:34 JUMP (FOR MY LOVE)
Pointer Sisters
M9
16:41 DEACON BLUES
Steely Dan
M10
16:49 ANYTIME
Journey
M11
16:52 YEH, YEH
Georgie Fame
この所、湘南ビーチFMスタッフの「初めて買ったドーナツ盤」も番組で紹介しています。今週は横山典正。
横山さんは今年、目出度く古希を迎えられました。番組二本、裏方色いろと、局に無くてはならない御一人です。
五十年前の事であるにも関わらず(だからこそ?)、しっかりと憶えていらっしゃいました。
「横山さん、初めて買われた洋楽のドーナツ盤って何ですか?」
「初めて買ったSP盤も憶えてますよ、人見さん。その方が先。島倉千代子の『この世の花』。」
「うわぁ〜そうかSP盤なんですね!」
「洋楽のドーナツ盤はね、あれは誰の歌だったかなぁ、曲名は『シックスティーン・トンズ』。高校の時だったなぁ。」
有難う御座居ました!
「ミドル4」、今週はポインターズ。
七十年代半ばのノスタルジックなジャズ・ヴォーカルを標榜していた時期も素晴らしく、僕も大好きなのですが、今回はポップ化した七十年代末から八十年代の彼女達を中心とした選曲です。
三曲目は近年のいわゆる逆カヴァーもので、オリジナルは竹内まりやの「今夜はHearty Party」。
’73年のアルバム・デビュー時はルース、アニータ、ボニー、ジューン、の四人姉妹。’78年は、ボニーが脱退しトリオとして再出発、レコード会社移籍、音楽性を大転換という激動の年となり、以後、大ヒットを連発します。
僕がリアル・タイムで初めて彼女達を意識したのは ’80年の「He’s So Shy (内気なボーイ)」ですが、「おお、これは?!」となったのは次の大ヒット曲、’81年の「スロウ・ハンド」でした。ハーモニーがどうの、曲がどうのというよりも、その凄味のある低音ヴォイスにシビれました。
一昨年、ジューンが亡くなった時は、シーク(シック)の来日中。「ジューンって、あの一番年下の娘?」「物静かな娘だよね」と、話題になっていました。例えば我が国でのキャンディーズの様に、三十代以上のアメリカ人(特に黒人)にとってのポインターズは、誰もが知っているトリオなのでしょう。
ジューンは以前から身体が弱い方だったらしく(薬物依存症だったという説もあります)、2004年からは彼女に代わって姪(※)のイーサが加入していています。
人見 ‘Hit Me!’ 欣幸, ’08. (音楽紹介業)
(※)ルースとデニス・エドワーズ(元ザ・テンプテイションズ)の娘という、歌が上手くないと嘘!という星のもとに生まれています。相当なプレッシャーだったでしょうねえ。
コメント