ナイル・ロジャーズのトウィッター(ツイッター)が相変わらず面白い。
日本時間で今朝(9/22)、彼が呟いたのは1990年に彼が司会をしていた VH-1 での音楽番組に就いて。その画像をユー・チューブで見付けた模様。
VISIONS
on VH-1
hosted by NILE RODGERS also on guitar
guest: NICK LOWE on bass and vocal
song: (WHAT’S SO FUNNY ‘BOUT)
PEACE, LOVE AND UNDERSTANDING
played with:
LARRY ABERMAN on drums
RICHARD HILTON on piano
ラリー・アバマンは、同じ頃にロジャーズがプロデュースした
The Vaughan Brothers “Family Style” (1990)
ザ・ヴォーン・ブラザーズ『ファミリー・スタイル』
や
Rik Ocasel “Fireball Zone” (1991)
リック・オカズィク(オケイセック)『ファイアボール・ゾーン』
でドラムズを担当していた人物。
この収録から十年後、2000年のジョン・テイラー(ジュラン・ジュラン[デュラン・デュラン]、当時は「元」)のトゥアー・メンバーとして来日した。とても良いバンドだった(※)。
又、今回調べてみたら、1991-2年には Foreigner フォーリナーにも在籍していた様だ。へえ。人に歴史有り。
この曲は、Elvis Costello and the Attractions エルヴィス・コステーロ&ジ・アトラクションズが1979年に発表したヴァージョンで知られるが、元々は作者ニック・ロウが在籍した Brinsley Schwartz ブリンズリー・シュウォーツ(ブリンズレー・シュワルツ)が1974年に発表したもの。ロウは1979年、コステーロのプロデューサーだった。
現在、このこの曲は「ニック・ロウを救った曲」として知られる。
Curtis Stigers カーティス・スタイガーズによるカヴァー・ヴァージョンが、あの映画『The Bodyguard ザ・ボディーガード』のオリジナル・サウンドトラック盤に収録されたからだ。
♪ドンッ(はい転調)
あんだ〜〜〜〜いあ〜〜〜
彼はこの大ヒット・アルバムからの印税で、以降の「音楽趣味趣味人」としてのキャリアを続けていけるだけの収入を得ている(得続けている)という。
彼の素晴らしいその後の活動を思えば、我々もその恩恵にあずかっているという訳だ。
有難う、ウィットニー・ヒューストン(彼女の復活を心から望む。このままじゃ本当に勿体無い)。
いやぁしかし本当に良い曲だ。
個人的には2003年のソフィーア・コポーラ(コッポラ)監督映画『Lost in Translation ロスト・イン・トランズレイション(トランスレーション)』で、主役のビル・マリー(マレー)が日本のキャラオーキ・ボックスで披露するシーンが好きだ。
尤も、あのシーンではそれよりも、スカーレット・ジョハンスン(ヨハンソン)が歌う Pretenders プリテンダーズの「Brass in Pocket 恋のブラス・イン・ポケット」が可愛いわ気絶するほど悩ましいわで最高なのだけれど!
両者共、サントラ盤には未収録。しかしサントラ盤には、はっぴぃえんどの「風をあつめて」が収録されている(海外盤にも)!
special thanks to Nile Rodgers for answering my question ‘Who is the drummer?’
(※)この時のメンバーには以下の面々も含まれていた。
sax: STAN HARRISON スタン・ハリスン
Borneo Horns ボーニオ(ボルネオ)・ホーンズのメンバーで、シーク関連では “Let’s Dance” や “The Power Station 33 1/3″ 等に参加、”Notorious” 他、DD のアルバムにも参加している。
guitar: JERRY LAFFY ジェリー・ラフィー
ex. Girl
ライヴでは「プラネット・アース」と「グッド・タイムズ」をメドリーで演奏していた!
人見 ‘Hit Me!’ 欣幸, ’10. (音楽紹介業)
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