2010年12月31日の日記。
(同日より数日間、湘南ビーチFMウェブサイトのトップ頁に掲載)
歳の瀬になって突然の訃報が。
1979年デビュー、白人(クォーター?)にもかかわらずソウル界で人気者だった、Lady Tee レイディ・T ことTeena Marie ティーナ・マリーが五十四歳で急逝してしまった。
おそらく僕が好きな十組に入る「Rick James リック・ジェイムズ近辺」で最高の才能の持ち主で(リック以上かも知れない)、昨年も新作を発表する等、現役バリバリでもあっただけに本当に悔やまれる。
僕はかれこれ二十年ほど前に音楽雑誌で彼女の編集盤リヴューを書いた事も有る。
「黒人『にも』受け入れられる白人」例えば Daryl Hall John Oates ホール&オーツや The (Young) Rascals ザ・(ヤング・)ラスカルズ、The Righteous Brothers ザ・ライチャス・ブラザーズ等と違い、彼女は「黒人に同胞として迎えられた白人」だった。ブラック・チャート/ラジオでの華々しい活躍に比してポップ・チャート/トップ40ラジオでのヒットが極端に少ないのも一つの証左。完全にソウル・シスターとして生きた素晴らしいファンキー・レイディだった。
「おくりびと DJ」「追悼に生きる男」等と他称(自称?)される人見としては、番組で暫くフォロウする事になるだろう。
今年も色々と有難う御座居ました。皆様良いお年を。
補遺
死去に際しての弔文はこちら。
人見 ‘Hit Me!’ 欣幸, ’10. (音楽紹介業)
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