前回分で記すべきでした。うっかり。
ポルシェで「934」っていうの、ありますよね。
1967年生まれ(早生まれ)の僕が小学生の時はスーパーカー・ブーム全盛。僕も少し齧っていた。但し「サーキットの狼」よりも「赤いペガサス」だったのが、後に岩石生活者としての「ビートルズよりストーンズ、フー」、或いは魂生活者としての「歌ものよりファンク」という傾向を思わせて興味深い。
親戚の家に遊びに行っていた小五か小六の夏休み、偶然その近所のガソリン・スタンドにそのオレンジ色のポルシェは停まっていた。
故障していた模様。
東名沿いだったので、近くのインターチェインジで降りて様子を見て貰っていたのだろうか。
スポイラーの形状から、僕は今でもそれは934だったと信じている。とても台数が少ない車だった筈なので興奮して写真を撮った。
いま調べたら、934は1976年に僅か三十一台製作されたのだそう。とすると、あれは「934風に外見を真似たもの」だったのかも。しかも934はレース用の車なので、ますます「934のスポイラーを真似て付けた他の型番のポルシェ車」だったのかも知れないけれど。その辺りは免許も持っていない車音痴なので判らない。
でも、つまりは車なんだから故障してちゃあねえ。
運転者(所有者)も、故障している所をばしゃばしゃ撮られて、きまりが悪く且つ不愉快だった事だろう。
三十三〜四年近く前の話。
いずれにしても、岩石/魂生活者になる前、切手だミクロマンだスーパーカーだという趣味の頃から「稀少」「二番手」に惹かれる傾向が有ったのに自分で気付くのは、かなり後になっての事である。結局そういう奴。
人見 ‘Hit Me!’ 欣幸, ’11. (音楽紹介業)
コメント