９４２　文筆業：ライナーノート、現在三枚を担当中。

　いつ公開して良い情報なのかと気を揉んでいたら、昨晩、HMV のウェブサイトに三枚共普通に告知されているのを発見（笑）。何だか力が抜けた。

　という訳で、先日は勿体振って了った情報の詳細を。

　現在（実は今、真っ最中）、三枚のライナー･ノートを執筆中です。いずれも四月発売。

a.: CHIC /CHIC
　　　ダンス･ダンス･ダンス／シック
　　リマスター
　　ワーナーミュージック･ジャパン　WPCR-75609　四月六日発売
b.: C’EST CHIC /CHIC
　　　エレガンス･シック／シック
　　リマスター
　　ワーナーミュージック･ジャパン　WPCR-75610　四月六日発売
c.: EMERALD CITY /TEENA MARIE
　　　エメラルド･シティ／ティーナ･マリー
　　リマスター、ボーナス･トラック二曲入り
　　エピック･ソニー　EICP-1447　四月十三日発売

　双方の公式ウェブサイトにはまだ情報は無い。
　ワーナーミュージック･ジャパンは、近いうちに此処こちらに告知するだろう。
　ソニーは、彼女の日本盤は現在一枚も出していないので（というより、彼女の日本盤は何処からも長らく一枚も出ていないのだ）、彼女の頁もまだ無い。

　a b は、シーク（シック）の記念すべきデビュー･アルバムと大ヒットとなったセカンド･アルバム。同時にサードである『Risque 危険な関係』も再発売となる。
　国内リマスター。日本で最高のエンジニアが関わっているという。
　ボーナス･トラックは無し。
　来日公演に合わせてのタイミングで実現する再発売。
　初期三枚の国内盤発売は、初 CD 化だった1990年十月、97年十一月以来、十三年半振りとなる（セカンドのみ、98年にも紙ジャケット、HDCD 仕様で出ている）。

　HMV のウェブサイト内にナイル･ロジャーズの紹介が在る。まぁ細かい間違いを指摘するとキリが無いけれど、こうしてまとまった形で紹介されているのは嬉しい。又、この中でも触れられている、四月に同時発売となる「二枚組編集盤」が素晴らしい。少し選曲に協力をさせて貰った（まだ収録曲･曲順は未確定の様だ）。

　c に至ってはもっと凄い。発売された1986年以来、初の再発売である。彼女にとって通算七枚目。五〜九枚目にあたるエピック在籍時の五枚が同時発売となるのだが、その一枚。
　世界初リマスター、ボーナス･トラック追加。年末の急逝をうけて実現する再発売である。悲しい契機ではあるが、ファンの一人として、先ず「出回る」事を喜ぶべきだと言い聞かせている。
　因みに他の四枚は『Robbery 恋泥棒』『Starchild』『Naked to the World』『Ivory』。『Robbery』は今世紀に入ってリマスター／ボーナス･トラック入り盤がアメリカで発売されたが（しかしコピー･コントロール CD だった）、他は世界初のリマスター／ボーナス･トラック入りの再発売となる。快挙といって良いだろう。

　では、執筆に戻ります（執筆から執筆に戻るという･･･）。

人見 ‘Hit Me!’ 欣幸, ’11. (音楽紹介業)