十二日分として依頼を受けていたものの執筆→納品は十四日朝。
掲載は十四日? 十五日? (未確認)
ナイル・ロジャーズ一行は月曜日に無事日本へやって来た。特にこのタイミングで来てくれた事に感謝すると「三月十二日に来たかった程だ」と言ってくれるメンバーも居たりして、自然と目に溢れる涙は決して加齢のせいではないと思い込ませた(笑)。
ナイルはとても元気。彼の笑顔が、彼の、そして彼の周りの原動力なのだと改めて感じさせる。とは言え、事実として、三か月前に前立腺癌の手術をし、体中に管を刺していた六十歳目前の人間である(時々僕は彼は人間じゃないのでは?と疑う。まぁ常人ではない事は確かだ)。その心配は消えない。にもかかわらず彼は日本の心配をしてくれている。そんな「優しい空気」が、ナイルから僕等への、バンド・メンバー&スタッフからナイルへの、僕等からナイルへの、僕等から来日メンバー&スタッフへの、そんな、関わっている人それぞれからのあらゆる方向への「優しい空気」が、彼を包んでいる。
優しくないのは余震だけだ。北米プレートよ、君も ナイルの優しさにむせび泣いているとでも言うのかい?それなら静かに泣いてくれよ。もう解ったから、出来れば泣かないでくれよ。
人見 ‘Hit Me!’ 欣幸, ’11. (音楽紹介業)
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