○「イシイ ポップス・イン・ザ・ボックス」でリクエスト募集中!!
○最近、こんな事をやっています!
Sep. 21st, 2008. Back to the ’70s
chart data: Billboard’s Hot 100 September 23, 1978
No.10:
10:09 REMINISCING
Little River Band
No.9:
10:13 HOT CHILD IN THE CITY
Nick Gilder
No.8:
10:18 HOT BLOODED
Foreigner
No.7:
10:23 DON’T LOOK BACK
Boston
No.6:
10:35 SUMMER NIGHTS
John Travolta & Olivia Newton-John & Cast
No.5:
10:39 AN EVERLASTING LOVE
Andy Gibb
No.4:
10:43 THREE TIMES A LADY
Commodores
No.3:
10:48 HOPELESSLY DEVOTED TO YOU
Olivia Newton-John
No.2:
10:51 KISS YOU ALL OVER
Exile
No.1: そのシングル両面(但しA面はアルバム・ヴァージョン)
10:55 BOOGIE OOGIE OOGIE
11:06 WORLD SPIN
A Taste of Honey
No.12: 前週と今週が最高位
11:12 FOOL (IF YOU THINK IT’S OVER)
Chris Rea
クラシカ葉山関連: 兼 今週の御疲れ様でした。(No.98:)
11:20 LAST DANCE (live version)
Donna Summe, ’78.
No.88: 初登場
11:28 LISTEN TO HER HEART
Tom Petty and the Heartbreakers
featuerd album:
LONDON TOWN /Wings
11:35 I’VE HAD ENOUGH
11:38 DELIVER YOUR CHILDREN
11:43 GIRLFRIEND
Wings
No.100: 今週の御疲れ様でした pt.2.
11:51 RIVERS OF BABYLON
Boney M.
フォーリナー、ボストンと続いた今週、「熱いのが続く」と番組内で形容してオン・エアした。
この時期で言えば、
熱いロック:
Foreigner, Boston(※), Kansas, Bos Seger, Bruce Springsteen, Kiss, Cheap Trick etc.
涼しいロック:
The Cars, Talking Heads, Chris Rea, Dave Edmunds, Tom Petty and the Heartbreakers etc.
勿論、ロックは本来熱い熱い熱い熱いものだ。
「涼しいロック」は当時の発明だったのかも知れない。少なくともメイン・ストリームにそれらが登場したというのは革命的だったのだろう。
録音技術の進歩で、良くも悪くもクリアな音になっていた時期というせいもあるだろう(※※)。
そんな中、ザ・カーズの「汗」の無さ具合は結構驚きである。同期デビュー(番組上もそろそろです)トトの、クリアでタイトなサウンドであるにも関わらず感じられる汗臭さと比べると尚更に。
先週に引き続いてフィーチュアしているアルバム、ウィングズの『ロンドン・タウン』。
この時、彼等は又もやメンバーの脱退に見舞われ三人になっていた。即ちポール&リンダ・ムカートニー(マッカートニー)とデニー・レイン(※※※)。
ポールは追い詰められると良い作品を作る傾向が有る。「不幸な時に良い作品を産む」という俗説を否定したい方だが(だってどう考えても本人は不本意だもの)、どうもポールにはそれが当て嵌まってしまう様だ。
’69年
ザ・ビートルズの終焉を意識して美しい幕引きとなるべく作り上げられた
『アビー・ロード』
’74年
メンバーがポール、リンダ、デニーだけになってしまい、俄然張り切った
『バンド・オン・ザ・ラン』
’78年
今回紹介している、上記と同じく三人になっての
『ロンドン・タウン』
’82年
ジョン・レノン射殺のショックを、ジョージ・マーティンやリンゴ・スターの力を借りて克服
『タッグ・オヴ・ウォー』
『パイプス・オヴ・ピース』(こちらの発売は翌 ’83年)
’89年
前作『プレス』の評判も売り上げも悪かったから奮起?
エルヴィス・コステーロとの共作が吉と出た
『フラワーズ・イン・ザ・ダート』
’07年
離婚!
『メモリーズ・オールモスト・フル』
といった具合。
人見 ‘Hit Me!’ 欣幸, ’08. (音楽紹介業)
(※)音響上は、ボストンは「涼しい」方に属すると思うが、歌唱があまりにもエモーショナルで(笑)。
(※※)それはリスナー側がディジタル即ちCDでそれらを手に入れる形が定着した八十年代後半の方が大きな変化であり、その際には「熱いサウンドを盤に込めにくくなる」という弊害を伴って現在に至っている。ロックやソウルにとって、これは深刻だ。
(※※※)この名を口にする時、どうも♪デニレーン♪と昇るメロディで歌ってしまいがちですが、それは「ペニー・レイン」ですからね(笑)。
コメント