４６３　SC 7/21　「皆既日食」「機を逸した解散」の二本立て。

Jul. 21st, 2009. Starlight Cruisin’ (火)

番組内容ショート･コメント：
「皆既日食」そして「機を逸した解散」という時事ネタ二本立てで。

　空の上の話と人間サマの慌てふためく様、という謎の二本立てを。
　後者は、基本的には冴えない解散･なし崩しの解散･後味の悪い解散というタイプを風刺くさく（？）。

（以上、番組前）

使用音源（一部）の集合写真　→

　以下のソング・リストは放送中「Comments」欄に入力したものを後で移動（一部加筆訂正）。

　雲行き（どうも明日のこの辺りは曇りらしい、という）から皆既日食絡みの選曲への気持ちが薄れ、結果として「解散」多めの晩となった。

M1&2 dedicated to J.B. 今月発売のシングルより。
19:36 DEVIL’S DEN (part 1)
19:36 DEVIL’S DEN (part 2)
/The Poets, Jul. ’63.

BGM　太陽と解散、両方に関連。
19:43 HERE COMES THE SUN
/The Beatles, ’69.
　ある意味では『アビイ･ロード』は『ゲット･バック（レット･イット･ビー）』で解散し切れなかったので作られた墓碑銘だと思う。
　先週の「イシイ　ポップス･イン･ザ･ボックス」でオン･エアしたばかりなので、今回はBGM扱い。

M3　切れ味の悪い解散
19:48 THE SAD CAFE
/Eagles, ’79.

M4　機を逸したなし崩し的な解散と言えば浮かぶのが彼等。
19:53 POOL HALL RICHARD
/Faces, ’73.

M5　思えばスモール･フェイセズの解散（分裂）もやるせないもの。
20:03 AFTERGLOW (OF YOUR LOVE)
/Small Faces, ’69.
　一説には、スティーヴ･マリオットがバンドにピーター･フランプトンを五人目のメンバーとして加入させようとしたが他の三人に反対されたという。音楽性とそれにそぐわないアイドル人気のギャップや、名コンセプト･アルバム『オグデン』の次を模索して煮詰まっていたとも想像出来る。
　そして勿論、結束が高まるにも、その熱が冷めて呆気なく分裂するにも、彼等は充分に若かった訳で。

M6　で、折角なのでハンブル･パイも。
20:07 QUEENS AND NUNS
/Humble Pie, ’75.
　パイの解散もかなりなし崩し的。

M7 CHIC history
20:15 LE FREAK
/Chic, ’78.

M8
20:22 COME TOGHTHER IN THE MORNING
/Free, ’73.
　フリーも、有る意味ではスモール･フェイセズ近辺以上に解散･分裂の軌跡がやるせない。二十歳前後だったのだし。

M9
20:30 HOLIDAY
/Bee Gees, ’67.
　不仲だというバリーとロビンの間を取り持っていたモーリースが亡くなったのだから仕方が無かったのだろうか。

M10　解散の理由は「売れなかったから」。そりゃ御尤も。良いアルバムだったからガックリ来て当然。
20:35 CONGO
/Genesis, ’97.

M11　日食関連。
20:39 ECLIPSE 狂気日食
/Pink Floyd, ’73.
　番組で話し損ねたけれど、彼等の解散が結果として「ロジャー･ウォーターズの脱退」という形に落ち着いた時は複雑な心境でした。

M12　太陽。
20:44 MISS SUN
/Toto, rec. ’77.

M13　四人→分裂→何時の間にか解散･･･
20:49 GOOD MORNING JUDGE
/10cc, ’77.

M14　カール･ウィルスン（ウィルソン）が繋ぎ留めていたザ･ビーチ･ボーイズ･･･。
20:52 I GET AROUND
/The Beach Boys, ’64.

ending BGM: 来週の予告として！
20:54 海辺の町で
/村田和人, ’09.

人見 ‘Hit Me!’ 欣幸, ’09. (音楽紹介業)