三日前の番組内で触れ、御見舞いとして一曲御聴き頂いた(※)が、スティーヴン・タイラーがライヴ中に負傷した。
こちらはロッキング・オンのウェブサイト。
サーヴィス精神が仇となってしまったのが彼らしく何とも痛々しい。
ここ数年、メンバーが順番に怪我や病気をしているエアロスミス(ジョーイだけだな、ここんとこ健康なのは)。メンバーの脱退/再加入という時期はあったものの(今になって考えてみればたった五年弱の話だ)、レコード・デビューから三十五年以上。メチャクチャと伝えられる七十年代の荒れた時期を経て尚、当時と変わらぬメンバーで活動を続けている数少ないハード・ロック・バンド。
無理は禁物。伝統芸能化しても構わないから(既になっている?!)活動は続けて貰いたい。次に来日したら又観たいと思うバンドの一つであり続けている事に変わりは無いから。
(※)野暮だが選曲理由は曲名「閃光が走る」とアルバム名『辛い所で踏ん張るロック』(共に僕の意訳)から。
原題 “ROCK IN A HARD PLACE”、邦題『美獣乱舞』は、メンバー交代期の「駄作」の評価を与えられがちな一枚だが、個人的に初めて一枚のアルバムとして聴いたものでもあるし、とても好きだ。ギターリスト二人が新加入という事もあってか、タイラーは勿論、ドラムズとベイスが頑張っている。ミックス・バランスも大きい。曲も厳選されている。スタジオ盤としては約五年振りに組んだジャック・ダグラス(プロデューサー)も良い仕事をしている。
まぁ確かにギターに華が欠けており、「スティーヴン・タイラーのソロ・アルバム」化しているのは否めないけれど。
人見 ‘Hit Me!’ 欣幸, ’09. (音楽紹介業)
コメント