2009年9月15日の日記。
(翌日、湘南ビーチFMウェブサイトのトップ頁に掲載)
今夜の番組のメインは、久々に人見が取り憑いた、否(笑)、好きになった新人、ダイアン・バーチ。アメリカでは五月に、日本では先月八月にデビュー・アルバム『バイブル・ベルト』が発売されている。
出会いは音では無く字が先だった。知らない人、しかも新人のインタヴューに特段のアンテナを張る事をしなくなって久しいが、何故かふと目に止まり、読んで「これは当たりかも」と音を聴きたくなる。そして予感的中の大当たりという好例となった。字から始まって大いに気に入った新人という意味では、ニ十年前(!)のレニー・クラヴィッツ以来かも知れない。
両者には様々な過去の音楽要素からの良いとこ取りで生まれた新鮮な(敢えて新しいとは形容しない)音楽、しかもニュー・ヨーク生まれの音楽という共通点がある。
僕はNYサウンドのシンガー・ソングライターが好きなんだなぁと再確認している次第。
補遺
NYサウンド。
Laura Nyro
Carole King
Neil Sedaka
Dion
Chic
Kiss
Lenny Kravitz
Miles Davis
The 4 Seasons
Change
The (Young) Rascals
Simon & Garfunkel
Suzanne Vega
広義に「北米東海岸」とすると、
Debbie Gibson
Bruce Springsteen
といった括りに僕は彼女を加えている。
良いなぁ。
ちなみにダイアン・バーチはN.Y.出身では無い。
1983年(!)ミシガン州生まれ。十歳になる迄はキリスト教伝道師である父と国外を転々とし、帰国後はポートランド、その後L.A.へ。そしてロンドンのプロデューサーに認められ同地へ、そしてデビュー。
最近の拠点がN.Y.というだけなのだが、とても東の香りが。
ローラ・ニーロだな、特に。アート・ワーク(特に裏ジャケ)の影響かも。
あ、でも先に音を聴いただけで、空気がN.Y.だったんだよな。プロデューサーの意図もあるのかな。
人見 ‘Hit Me!’ 欣幸, ’09. (音楽紹介業)
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