Sep. 22nd, 2009. Starlight Cruisin’ (火)
featuring PHIL COLLINS as a drummer
先週記した通り、フィル・コリンズが体調の問題からドラムズを叩けなくなったという。
惜しい。
彼の魅力はドラミング、そしてそのリズム感で歌うヴォーカルだと思って来た。
考えてみれば僕は「歌うドラマー」「ドラマー出身のシンガー」が好きだ。
ジョニー吉長(※)、リーヴォン・へルム、ジェイムズ(ジェームス)・ブラウン、スティーヴン・タイラー、ピーター・ゲイブリエル(ガブリエル)、バディ・マイルズ(マイルス)、スティーヴィー・ワンダー、山下達郎、モーリース・ワイト(ホワイト)、ドン・ヘンリー、マーヴィン・ゲイ、リンゴォ・スター、ピーター・クリス、
そして、フィル・コリンズ。
(※)ジョニーの場合は厳密に言えば、歌手が先なので「叩くヴォーカリスト」だけれど。
(以上、番組前)
以下のソング・リストは放送中「Comments」欄に入力したものを後で移動(一部加筆訂正)。
M1&2: dedicated to J.B. この時期に発売されたシングル。
19:34 AIN’T IT FUNKY NOW (part 1)
19:38 AIN’T IT FUNKY NOW (part 2)
/James Brown, Oct. ’69.
M3 (BGM)
19:42 LOS ENDOS
/Genesis, ’76.
M4 十二月、葉山で上演!「クラシカ葉山イタリアン・パッション」
19:51 マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」より
ああ、神様が私のところへ
/ジュリエッタ・シオミナート、コーネル・マクニール
M5 vo.: Peter Gabriel
19:56 WATCHER OF THE SKIES (single remix)
/Genesis, ’72.
M6&7: CHIC history
20:06 BECAUSE OF YOU
20:10 BACK IT UP
/Philip Bailey, ’86.
produced by Philip Bailey and Nile Rodgers
drums: Phil Collins
前作 “Chinese Wall” (prod. by Phil Collins) のアウトテイクと想像しています。
M8 来月、葉山で来日ライヴ!
20:17 WHAT IS THIS
/Alessandro Bravo Trio
M9 フィル・コリンズ初参加作より。
20:23 HAROLD THE BARREL
/Genesis, ’71.
M10 フィル制作のエリックというのは当時から賛否両論でしたが。
20:27 SHE’S WAITING
/Eric Clapton, ’85.
produced by Phil Collins
Simmons and snare drum: Phil Collins
エリックに「やる気」を起こさせたのは、プロデューサーとしての彼の功績だと思います(※)。
M11 偉大なる課外活動。
20:33 -ISH
/Brand X, live ’76 or ’77.
drums: Phil Collins
M12
20:42 YOU CAN’T HURRY LOVE
/Phil Collins, ’82.
M13 朗読くん。
20:47 THE LAMB LIES DOWN ON BROADWAY
/Genesis, live ’75.
M14(BGM) のつもりがCD音飛び・・・
20:53 BIKO
/Peter Gabriel, ’80.
M15(BGM) に急遽変更。
20:56 ONE MORE NIGHT
/Phil Collins, ’85.
選外:
Philip Bailey “Chinese Wall”
Frida (Abba) “Something’s Going On”
三人組時代のジェネシス
『ピーターと狼』
‘Do They Know It’s Christmas?’ (これは最初から選外[笑])
Peter Gabriel (フル・コーラス叶わず)
ヒュー・パジャム制作の、つまりあの「ゲイト・リヴァーヴ」期の彼のドラミングをちゃんとフィーチュアしたかった。
(※)エリック・クラプトンが以前、インタヴューで
「レコーディングで『良かったよエリック』とみんな言うけど、
『良かったよエリック。でももう一回やってみようか』と言ってくれるのはフィルだけだった。」
という発言をしていた。
プロデューサーとして素晴らしい仕事を彼がしている事を伝えるエピソードとして良く憶えている。
人見 ‘Hit Me!’ 欣幸, ’09. (音楽紹介業)
コメント
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なんか、最近のジャケを並べてある写真、いいね。
録音していま聞いとります。
ブランドX、かっこいいね。この頃のは初めて聞いた。
フィルコリンズの居ない90年代のしか聴いたことなかったからね。
こんな、ドラミングしてたんだなフィル・コリンズ。
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Taro
何でもブランドXは、緻密アンサンブルのジェネシスでは出来ないフリー・フォームを演りたいという、フィル・コリンズの欲求不満解消プロジェクトだったらしいから(笑)。バタバタしてて好きだなあ、このドラミング。スネアの音が低いのも良いよね。
英国ジャズ・ファンクで言えば、時期的にはブロウ・バイ・ブロウ期のジェフ・ベックとレヴェル42の間だよね。パーシー・ジョーンズのせいもあってか、ウェザー・リポートっぽくもあるかな。
位置付けしないとどうも気が済まない人見でした(笑)。 Like