ホント、いつもの事だが。
しかも、前にも書いた事だが。
本当にスポーツ中継「番組」は嫌になる。特にオリンピックとサッカーのワールド・カップは何だかんだ言っても僕は観てしまうので。
これは僕の性格のせいなのだろうか。貴方は気にならないだろうか。僕は「途中で加えられる演出」に過敏なだけなのだろうか。
それとも僕がガキなだけで、皆さんはそう感じていながらも気にしない様に努めていらっしゃるのだろうか。
何が「メダルが獲れなくて残念」だよ。
そこのアナウンサー。
そこの番組司会者。
スタジオの御飾りタレント。
本来、情報を「送る」側でそれを言って良いのは当人や関係者だけだと思う。「受け手」である茶の間の我々が勝手に云々するのは誰にも迷惑を掛けていないから勝手だが、君達がそれを言うと先入観が生じたり、後日、選手に影響が出たりする(※)。
基本的に「間」の立場の人間は情報を冷静に伝えてくれればそれでいい。隣の解説者(同業の OB)だけが騒いでくれれば良い。
ディジタルになったら、多機能になるのなら、どうかスポーツ中継音声を、「会場の歓声のみサラウンド」「昔風の私情無し冷静アナウンス」等が選択出来る様にしてもらえないだろうか。
アナウンサーはエキサイトしなくて良いから。
スポーツは現場だけで充分にドラマティックなので、余計な演出は加えなくて良いから。
番組テーマ曲も本当に辛い。
おそらくバブル期以降に一般化してしまったこの「余計な御世話」。どの大会のどの局のどの曲も、情緒過多で胃にもたれていけない(笑)。
個人的なものさしで言えば、隔年のオリンピックの度に「だから日本の流行歌には三十年前にオサラバしたんだよ」という(嫌な)自己肯定が出来てしまうタイプの楽曲がズラリと並ぶ。それらの楽曲は久々に耳にしても嫌な記憶が甦るだけ。
曲の寿命を二週間と決めてかかっている。閉会と共に、閉会直後の総集編最終回と共に、その曲を懐メロにしてしまう。
そういう手法だ。
好きな曲は無いけれど(断定)、これには同情してしまう。
(※)昔、ギャグ漫画「すすめ!パイレーツ」で、イアフォンで野球中継を聴き乍ら試合をしていてイラつく選手というシーンが有って笑ったが、それは漫画であって、フィクションであって、ギャグな訳で。
現実の彼等は命を懸けているんであって。
人見 ‘Hit Me!’ 欣幸, ’10. (音楽紹介業)
コメント
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永六輔さんが「高校サッカーの中継の実況が頭にきて、
音を消して画面だけ見ていた」と言っていました。
「入院中のお父さんに捧げるゴール!」とか
「先日生まれた監督のお孫さんに祝福のゴール!」とかいう
余計な演出を加え過ぎるからだそうです。
番組テーマ曲、僕も聴くのが(聴かされるのが)きついです。 Like
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GAKUちゃん
ホント、アナウンサーの余計な形容は「汚してる」よね、彼等の汗を。
番組テーマ曲、今回も結構キッツイよねえ、各局。まぁ具体的には書かないでおこうよ、って、「どれもこれも全部」という書き方をしちゃったけど(笑)。
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話ずれるけど、ここ数年、この時期になるとやたら粗製濫造されるようになった「桜ソング」もキツイよね。 Like
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GAKUちゃん
去年の名作映画「少年メリケンサック」で歌われた
♪さくら〜 さくら〜 桜新町〜♪
を超える桜ソングはもう出てこないだろう(笑)。
(さくららら 作詞:宮藤官九郎 作曲:向井秀徳)
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