Little Feat リトル・フィートの名ドラマーだった
Richie Hayward リッチー・ヘイワード
が亡くなった。
八月十二日。享年六十四。肝臓癌。
こちらはバウンス誌のウェブサイト。
こちらは同じく CD ジャーナル誌。
丁度一年前にあたる昨年の八月に、癌の治療に専念するべくバンドを離れていたそうだ(※)。知らなかった。
これで、リトル・フィート現メンバーの中で、デビュー時から在籍しているのはビル・ペインだけになってしまった。
リトル・フィートは当初四人組としてスタート。
1969-72
Roy Estrada
Lowell George
Richie Hayward
Bill Payne
ジョージとヘイワードはその前、The Factory ザ・ファクトリーのバンド・メイト、エストラーダはジョージがオーディションを受けたFarnk Zappa フランク・ザッパの The Mothers of Invention ザ・マザーズ・オヴ・インヴェンションのメンバー。
ザッパはジョージをメンバーとしては採用しなかったが、自らのリーダー・バンドの結成を勧めたといわれる。ジョージは、この時期に運命的な出会いをしたペイン、旧友ヘイワードそして(結局解散した)マザーズのエストラーダとリトル・フィートを結成した。
このラインナップで二枚のアルバムを出した後、エストラーダが脱退、新たに三名が加入しリズム面と強化、黄金の六人組編成となる。
1972-79 (80)
→Paul Barrere
→Sam Clayton
Lowell George
→Kenny Gradney
Richie Hayward
Bill Payne
いきなり初作が『Dixie Chicken』だもの。
ジョージが没し解散するも、再結成。昨年迄、リトル・フィートのドラマーは結成からずっとヘイラードだった。
存命の五人全員が集ったとは言え、「ローウェル・ジョージが居ないリトル・フィート」はその再結成当初からずっと賛否両論。まぁ当然だけれど。
でも、僕はとても好きだ。特に僕はドラムズで音楽を聴く・好き嫌いを判断する傾向が有るので、その意味からも、リトル・フィートは僕好みのドラマーであるヘイワードとサム・クレイトンのリズム・コンビが変わらず叩き続けていたので、ずっと好きだった。
五人はずっと共に活動を続けて来た。ヘイワード脱退後も四人は不動。再結成時に加入したギターリスト、Fred Tackett フレッド・タケットもずっと一緒だ(※2)。本当に気が合う、そして仲間思いのバンドなのだろう。
(未完)
(※)後任にはドラム・テックと担当していた Gabe Ford が迎えられている。ロベン・フォードの甥だそうだ。
(※2)再結成後は、
1987-
Paul Barrere
Bill Payne
Sam Clayton
Kenny Gradney
Fred Tackett
の不動の五人とヘイワードに、シンガーが
1987-93
Graig Fuller
1993-2009
Shaum Murphy
そして上記の通り、ドラマーが
2009-
Richie Hayward→Gabe Ford
というメンバーの変遷がある。
人見 ‘Hit Me!’ 欣幸, ’10. (音楽紹介業)
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