来週、今回ザ・ロック・アンド・ロール・ホール・オヴ・フェイム(R&R の殿堂)に入る顔触れが発表となる様だ。
候補中のひと組であるシーク(シック)は、ホール・オヴ・フェイムの公式ウェブサイトでこの様に紹介されている。投票者で彼等を良く知らない人はこれも参考にするのだろう。
プロフィールは当然の様に簡潔且つ的確で素晴らしいのだが、もっと素晴らしいのは、試聴曲として選ばれている五曲の中に「Rebels Are We」が含まれている事。しかも一曲目。
順当に考えると「Everybody Dance」「My Forbidden Lover」「My Feet Keep Dancing」辺りが入るべき枠だと思うけれど。他の四曲と較べるとヒット度合い、知名度が明らかに落ちる。
担当者の趣味か?
九月末、候補発表の頃に書いた拙文はこちら。
今日、ナイル・ロジャーズはトウィッター(ツイッター)で、
「来週、さぁてどうなるか。まぁ気にしておこう。六回も候補になっているのは中々にファニーだ。」
「所でもし殿堂入りしたら、僕は『どうして手の調子が良い(ギターを弾ける)時に入れてくれないんだい?』って言っちゃうよ。」
というかなりスパイスの効いた呟きをしている。何だか野村克也のボヤきっぽい。
ナイル・ロジャーズは現在右手をいためており、リハビリテイションの最中である。
「ブラジルと日本の為に調子を必死になって上げないと」
とも呟いている。
おお!近いうちに再来日してくれるのか?!
丁度十五年前に行われた「JT Super Pruducers 1996 Nile Rodgers/プロデューサー講座」なる公演直前トーク・ショウで来日した(※)際、
「ギターを弾くなら先ず右手のストロークを練習すると良い。左手のポジション(コードやスケイル)より先に。」
とリズム・ギターの鬼らしい発言をしていた。
更に、
「立って、鏡を見乍らね。」
と続けて、ロックン・ローラーらしい所をアピール(笑)。半分受け狙い、つまり半分本気だろう。 ショウ・ビジネスである以上、エンタテイナー/パフォーマーとしての自覚は大切だ。
(文中訳:人見欣幸[笑])
(※)この時が僕が彼を観た・彼と会えた最初。僕がいよいよ本格的に「まっとうな人としての生活スタイル」から外れ始めた最初(笑)。
十五年経つのだなあ。
人見 ‘Hit Me!’ 欣幸, ’10. (音楽紹介業)
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コメント
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殿堂入りするといいですね♪
右手の状態やその原因が気になりますが、どうか回復されますように。
「有・頂・天」な具合が面白かった。
でも、自分の大好きな人が音楽がなくなると考えると
もう考えるだけで泣けてきますね。。。 Like
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はるなさん
でも、このままずっと「候補」を続けるのも、それはそれで「箔」がつくというか、逆に名誉だったりして。笑い飯みたいに(笑)。
人見 Like