2011年2月15日の日記。
(翌日、湘南ビーチFMウェブサイトのトップ頁に掲載)
一ヶ月前に前立腺癌を公表、手術をしたナイル・ロジャーズの経過は順調の様で何よりだ。
彼は毎日毎日その経過をブログに載せている。体調がどうこうというより、「日課である散歩。寒いから頭の中のDJがドラミングの激しい曲をかけている。WIPE OUT、WHOLE LOTTA LOVE、昔のバンドメイトがドラマーの SOME LIKE IT HOT」とか、その散歩の訪問先で思い出す昔話とかいった内容が多い。
先週から早くもスタジオ入り、中断していたクール&ザ・ギャングとの共作(!)も形になった模様で、これはおそらく日本先行で四月の来日に合わせて発売となる(そのCD発売にスタッフとして関われている!)。
手術から三ヶ月で彼は本当に舞台に立つ。その地に日本を選んでくれている。驚く。その前向きさ、精神的な強さに励まされる。今回ばかりは励まさないとと思っていたのに情け無い。
又、上記ブログに彼が「脳内音楽プレイヤーや脳内DJがいつでも曲をかけてくれるから、僕にはアイポッド等の携帯プレイヤーは不要」と何度も書いているのが笑える。何故かというと「今日は寒いね。フォーリナーで COLD AS ICE っていう曲があってさぁ」等と、日常会話が音楽に結びついちゃう僕と同じだからだ(と先に友人から指摘されて少し悔しかった)。
曲がずっと頭(身体)の中で流れていたり、陽気や気分、会話で出て来る単語等で無意識に選曲をしていたり。これは子供の頃からずっとそうだった。皆そうだと思っていたのだがどうやら違った様で、四十四歳を迎えた今になって、今更乍ら結構驚いている。
皆そうだと思っていたのだがと言えば、今夜の番組で話したのだが、Smoke on the Water / Deep Purpleって、通称「スモコン」じゃありませんでした? 横須賀南部ローカルだったのかなあ?
人見 ‘Hit Me!’ 欣幸, ’11. (音楽紹介業)
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