吉岡正晴氏のブログ、七日深夜掲載分に詳しく載っている。
これで僕一人の戯言では無い事が証明された(笑)。
当選直後、地元シカーゴで、
バラク・オバーマは大観衆に
“(A) Change has come”
と言った。
このひと言には、彼が幼い頃にサム・クック (Sam Cooke) が放った(※)大ヒット・シングル
‘A Change Is Gonna Come’
から、その「チェインジ」が到来する迄に、四十五年という歳月が必要であったという感慨と重い現実が込められている。
「あれはあの曲名の『もじり』だ。」アメリカ人の多くはそう感じている筈だ(※※)。
日本の大メディアからの報道では補足されないと思うので、ここでささやかに解説しておく。
気付いていれば番組スタッフがBGMに使用する筈だもの。
彼等(アメリカ人有色人種とリベラルな白人)の長年の宿願が叶ったという万感の想いを込めて、皆さんに推薦します。
サム・クックの「ア・チェインジ・イズ・ゴナ・カム」
名曲です。
これを名曲と言うのです。
人見 ‘Hit Me!’ 欣幸, ’08. (音楽紹介業)
(※)「放った」と書いたが、この曲が世に出たのは、悲しい哉、「射殺」という悲劇の後となった。
ボブ・ディランの ‘Blowin’ in the Wind’ のアンサー・ソングとして書かれた。
つまり、
「友よ、その答えは風の中にある」に対して
「転機(=その答え)は必ず来る」と。
1963年12月に亡くなったた直後、翌年一月に発売されたシングル ‘Shake’ のB面。
‘Shake / A Change Is Gonna Come’
ビルボードHot100でそれぞれ七位と三十一位の両面ヒットを記録。
個人的にはサム・クック最強のシングル。
(※※)「幸せだなぁ」と誰かが呟いた場合、日本人の誰もが、それは加山雄三「君といつまでも」のもじりだと思うのと同じ次元の、ごくごく自然なものだと想像する。
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