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21 11/2 今更乍ら、夕方にはピアノと生ギターが似合うのですね。 | GOOD TIMES | グッドタイムズ

21 11/2 今更乍ら、夕方にはピアノと生ギターが似合うのですね。

November 2nd, 2007. イシイ ポップス・イン・ザ・ボックス

vol. 501.

リクエスト特集補遺篇
敬称略、本名の方は下の名前の平仮名としました(FMスタッフ以外)。

M1 request from 横須賀のんのん
16:03 ONLY YESTERDAY
Carpenters

M2 request from 藤沢のまっと
16:11 HONESTY
Billy Joel

M3 request from ジュリーな毎日tomi
16:14 LONELY BOY
Andrew Gold

ミドル4:エルトン・ジョン
M4
16:22 GOODBYE YELLOW BRICK ROAD
M5 request from イレーネ・カーリア
16:27 CANDLE IN THE WIND (original version)
M6 request from きくよ
16:31 BENNIE AND THE JETS
M7 request from Peco & 久保田悦子
16」36 YOUR SONG 僕の歌は君の歌
Elton John

M8 request from 本部のらすかあ

日没ソング – 16:46

16:44SAILING
Rod Stewart

M9 request from 逗子橋(M10)
16:49 I SECOND THAT EMOTION
Smokey Robinson & The Miracles
M10
16:52 I SECOND THAT EMOTION
Japan

 今日の選曲もリクエストに基づいている。
 今回は特に「こういう番組が良い」「こういう選曲でやってくれ」という希望が形になっている様な、そんなラインナップになっていると、今、改めて気付いた。

M1
 番組初代のオープニング・テーマは「Top of the World」だった。そのカラーが強過ぎたせいもあり(つまり、フルコーラスでは無いとは言え、毎週カレンの歌声が流れていた訳で)、カーペンターズは意外と選曲回数が少ないかも知れない。
「意外や意外」
これ回文。意外な事に(笑)。昔「ビックリハウス」の投稿で見た。「大語海」も買った!

M2
 いわゆる「ピアノ・マン」としてのビリー・ジョエルを代表する一曲。ジョエル本人は「いやそれが最大の看板になっちゃうと、オレ少し嫌なんだよなぁ」という感じになり、♪ドンガラガッシャ〜ン!の「ガラスのニューヨーク」そしてシリアスな『ナイロン・カーテン』になっていく、という訳で。

M3
 リクエスト文にあった「ウエスト・コーストのAORとブリティッシュ・ロックがうまく融合した名曲」は、けだし名言。
 八十年代に入っての、英国趣味の米国人=ゴールドと、米国ポップに精通した英国人=グレアム・グールドマンからなるワックスの結成は必然だったのかも知れない。

M4-7
 今回のリクエストで珍しく複数のリクエストがあったのがエルトン・ジョン(三票)。流石。4-6は名盤『グッバイ・イエロー・ブリック・ロード』より。近年このアルバムの制作時を本人を含めたメンバーやスタッフが振り返るDVDが出ていて、イヤこれが実に面白い。エルトンと共作者(作詞)のバーニー・トーピン、神懸かってますね、当時。
 ちなみにもう一組だけ複数のリクエストを集めたのがアバ(二票)。あ、ビョルンとベニーにも来てたから彼等も三票だ。
 来週のミドル4、彼等にしちゃいましょうか。

M8
 ステワート曰く「この歌はもうイギリスでは国歌みたいなものなんだ。」
 飽くまで「歌手」、自作、仲間の作にこだわらず、「良い歌」を探し続ける彼らしく(?)、代表作であるこの曲もカヴァー(ザ・サザーランド・ブラザーズ&クウィヴァー)、かの「アイム・セクシー」は限りなく盗作っぽい自作(笑)。近年はいわゆるスタンダードものもモノにし、かと思えば自分の子供の齡くらいの連中であるオエイスィスの悪ガキR&Rまで歌ってしまう。その出来不出来は別として(いつもファンの方が偏狭なのだ)、その懐の広さ・深さには敬服してしまう。

M9&10
 ジャパンを聴くと本当にジュラン・ジュランのヒントなのだなぁと思う。そう言えばロブ・ディーンよろしく、同じギターリストのアンディ・テイラーがDDから脱退していたそうで(もう一年前の話でした。知らなかった・・・)。
 ブライアン・フェリー、デイヴィッド・ボウイーそしてその少し後のデイヴィッド・シルヴィアンとミッジ・ユーア(ウルトラヴォックス)が八十年代以降の英国男性シンガーに与えた影響はとてつもなく大きい。昔、小林克也は「イギリス声(ごえ)」という秀逸な形容をしていた。
 そしてその更に前にジム・モリスンが居るというのも、これ又深い。

 来週、ボウイーとかアバとか、リクエストへの更なる補遺をさせて頂きます。

人見 ‘Hit Me!’ 欣幸, ’07.

人見 欣幸

音楽紹介業(ラジオ、活字、ライヴハウス、インタネット等で音楽を紹介)
1967年神奈川生まれ・育ち・在住
1978年より洋楽中心生活者
1991 文筆デビュー
1995 ナイル・ロジャーズにファンレターを渡す(交流開始)
1997 レギュラーラジオ番組開始
2011 Nile Rodgers/CHIC応援組織 "Good Times" を内海初寧と結成、同年よりウェブ番組 "Good Times TV" 開始(13年まで)
2019 新メンバーを加え、六月より "Good Times Tube" としてウェブ番組を復活

■favorite musicians:
Nile Rodgers,Bernard Edwars&Tony Thompson
山下達郎,伊藤広規,青山純&難波弘之
竹中尚人,加部正義&ジョニー吉長

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コメント

  1. GAKU より:

    SECRET: 0
    PASS:
    >カーペンターズは以外と選曲回数が少ないかも知れない。
    >「以外や以外」これ回文。以外な事に

    「いがい」は「以外」じゃなくて「意外」だよ~(笑)
    僕は編集職をやっていますが、ライターさんが書いてくる原稿の中で一番間違いが多いのがこれ。 Like

  2. GAKU より:

    SECRET: 0
    PASS:
    >デイヴィッド・シルヴィアンとミッジ・ユーア(ウルトラヴォックス)が
    八十年代以降の英国男性シンガーに与えた影響はとてつもなく大きい。

    ウルトラヴォックス、日本ではかなりの過少評価。
    ミッジ・ユーアをこう評するとは、Mr.DJ、さすがです。
    Like

  3. hit2japan より:

    SECRET: 0
    PASS:
    GAKUちゃん
     うわ! やられた〜。読み返して何か何処かがしっくり来ないなぁと思ってたんだけど気付かなかったんだよね。助かるよ。直しときます。
     手書きだったら間違えないのに・・・なんて済みません、言い訳です。手書きは手書きで、僕は他人が読めない字が多くて相手が困るし。「東側」って書いて送ったファクシミリ原稿を「裏側」って読まれちゃってそのまま出ちゃった事が有ったっけね、GAKUちゃんに世話になっていた時期。
     所で今後はそういう校正コメントは「非公開」にしてね、恥ずかしいから(笑)。そお〜っと直しとくから。
    人見
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