78.9MHz 湘南ビーチFM
金曜日 4:00-5:00PM
イシイ ポップス・イン・ザ・ボックス
July 9th, 2010.
提供:石井食品
78.9MHz Shonan Beach FM
Friday 4:00-5:00PM
ISHII FOOD presents
ISHII POPS IN THE BOX
July 9th, 2010.
vol. 641.
今月の課題曲は梅雨どきという事もあり「クライ・ミー・ア・リヴァー」
(途中からは梅雨明け後となるでしょうが・・・)
半ばの「ミドル4」では、リンダ・ロンスタット(ロンシュタット)をフィーチュア。
M1 今月の課題曲!
16:05 CRY ME A RIVER
/Linda Ronstadt
M2
16:09 FIRE LAKE
/Bob Seger
M3
16:12 YOU’RE IN MY HEART (THE FINAL ACCLAIM) 胸につのる想い
/Rod Stewart
M4
16:17 PIANO MAN
/Billy Joel
ミドル4:リンダ・ロンスタット(ロンシュタット)
M5
16:25 I FALL IN LOVE TOO EASILY
M6
16:29 I’VE NEVER BEEN IN LOVE
M7
16:33 DAY DREAM
M8
16:37 I’LL BE SEEING YOU
/Linda Ronstadt
M9
16:42 COULD IT BE I’M FALLIN IN LOVE フィラデルフィアより愛をこめて
/Spinners
M10
16:46 I’LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN
/Dionne Warwick
M11
16:50 KID 愛しのキッズ
/Pretenders
M12
16:53 MY GIRL
/The Temptations
七十年代以降の R&R で育った世代に「スタンダード・ナンバー」の良さを教えてくれた筆頭はリンダ・ロンスタット。彼女が八十年代半ばに発表した三枚のスタンダードもののアルバム、
『What’s New ワッツ(ホワッツ)・ニュー』
『Rush Life ラッシュ・ライフ』
『For Sentimental Reasons フォー・センティメンタル・リーズンズ』
は、一枚目こそ「僕等の元気印 R&R 姉ちゃんが何て事を・・・」と比較的否定的な印象をもって迎えられましたが(少なくとも僕や僕の周りはそうでした)、次第に「何だかんだ言って良いな、これ」となっていきました(笑)。(※)
思えば彼女は七十年代から R&R初期(五十年代)・ポップス全盛期である六十年代のヒット曲をカヴァーしシングル化しヒットさせる事で、我々にそれらの「オールディーズ・バット・グッディーズ」を教えてくれました。それらは彼女の思春期を彩ったヒット曲の数々。それよりも前、彼女の幼少期そして生まれる前の名曲群に再び光をあてる事となったのが上記の三枚。
R&R クイーンとして君臨し続けていた十余年。その後期は実体験であった事から、この路線にはすこし(いや、かなり)抵抗が有った僕も、其処からの脱皮をはかるのに良いタイミングだったのだと後に思える様になりました。
ジャンルを超えた「いちシンガー」としての実力を世に示す切っ掛けであり、その魅力に皆が気付く三枚でした。
その後、カントリー、メキシカン、ラテン、ミューズィカル、子守唄と「何でもあり」乍らしかし「彼女らしい」作品を出し続けます。
素晴らしい。
今回は今世紀に入って発表された、久々のスタンダードもの『Hummin’ to Myself ハミン・トゥ・マイセルフ』からの四曲。丁度、今月の課題曲も歌っていたので今月フィーチュアしてみました(アルバムを貸してくれた曜子さん、どうも有難う!)。
本年度中に、八十年代の三枚も「ミドル4」で一枚ずつ取り上げる予定です。
(※)バックはフランク・シナートラとの仕事で知られるネルスン(ネルソン)・リドゥル。彼は上記三枚目制作中に急逝、結果としてこれが彼の遺作にもなりました。
人見 ‘Hit Me!’ 欣幸, ’10. (音楽紹介業)
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