Oct. 7th 2007 Back to the ’70s
chart data from Billboard’s Hot 100 Oct. 8, 1977
10:09 No.10:
I JUST WANT TO BE YOUR EVERYTHING
Andy Gibb
10:13 No.9:
BRICKHOUSE
Commodores
10:16 No.8:
COLD AS ICE
Foreigner
10:20 No.7:
BOOGIE NIGHTS
Heatwave
10:28 No.79: (初登場)
THUNDER IN MY HEART
Leo Sayer
10:35 No.6:
BEST OF MY LOVE
Emotions
10:39 No.5:
THAT’S ROCK ‘N’ ROLL
Shaun Cassidy
10:42 No.4:
NOBODY DOES IT BETTER
Carly Simon
10:49 No.11: (この週が最高位)
ON AND ON
Stephen Bishop
10:52 007 theme song in ’70s
THE MAN WITH THE GOLDEN GUN
Lulu
10:57 NO.73:
YOUR SMILING FACE
James Taylor
11:05 No.3:
YOU LIGHT UP MY LIFE
Debby Boone
11:09 No.2:
KEEP IT COMIN’ LOVE
KC & The Sunshine Band
11:13 No.1:
STAR WARS THEME/CANTINA BAND
Meco
11:25 (クラシカ葉山関連)
BOHEMIAN RHAPSODY
Queen, ’75.
11:39 (三十年前のトゥアー)
RUNNING ON EMPTY (DVD audio remix)
Jackson Browne
11:46 (追悼ジョー・ザヴィヌル/三十年前のアルバム)
TEEN TOWN
Weather Report
今週は何と言っても三位。
15→3という凄い勢いでトップ10入りを果たした、デビー・ブーンのデビュー曲、邦題「恋するデビー」。
素敵な邦題なのは確かなのですが、ある重要な事への配慮を怠っていました。
これでは、後年誰かにカヴァーされた場合に困る、という事への配慮です。
例えばローラ・○○という人がカヴァーした場合、「恋するデビー」ではまずい。かと言って「恋するローラ」としてしまっては別の曲と思われてしまうかも知れないし、著作権上、別の邦題を登録する事になってしまう。
九十年代に入り、この問題は現実のものとなりました。カントリー界に登場したアイドル(そして実力派)、リーアン・ライムズがこの曲をカヴァーしたのです。邦題はこの様になっていました。
ユー・ライト・アップ・マイ・ライフ(恋するデビー)
「あの大ヒット曲のカヴァー」である事もアピールしたいスタッフの苦肉の策だったのでしょう。「ズンドコ節」みたいに、「○○の」と前に付ければ良いという訳にもいかないでしょうしねぇ(笑)。
九位の曲名は「Brickhouse」と「Brick House」のどちらの表記も存在します。どうやら現在は後者に落ち着いている様ですが、当時のチャート頁(の縮刷版)では前者となっています。
ジャクスン・ブラウンの名盤の一枚『孤独なランナー』は昨年、リマスターCDとDVDオーディオの二枚組仕様で新装再発売されました(日本盤未発売)。
番組中にも話しましたが、確かにDVDオーディオ・リミックスの臨場感は流石です。しかし乍ら、ホールでのライヴ録音だけでなく、ホテルの部屋、リハーサル室、果ては移動中の車中(!)での録音も含んでいる本作の場合は、その臨場感が徒となり、逆にアルバムとしての統一感がとれなくなってしまったきらいがあります。木を見て森を見ずという事でしょうか。
全体の音がシャープなオリジナル・ミックスのリマスターであるCDの方が心地良く響くのは僕だけではないでしょう。そして結局、それならばLPで聴いた方が尚更心地良い、という極めて後ろ向きな結論(笑)。
R&Rの場合、広がった音像よりもクチャッとした塊となってグッと飛び出して来る方が心地良かったりするのですよね。古い奴とお思いでしょうが。
ここで大問題。どうしてそういう事にしたのかは不明ですが、今回のCDでは、A1(敢えてLP表記で)であるタイトル曲の冒頭、針を落としてから曲が始まる迄の、約三十秒の客席ノイズ(含バンドの準備音)がごっそりカットされてしまっているのです! あのワクワクが大事なのに! これを追体験するにはDVDオーディオを聴かなければならないのです。
そしてここからが本作のお楽しみ。DVDオーディオには前出の冒頭三十秒がちゃんと残されている(勿論、女性客の「Late for the Sky!」もね!)のですが、リミックスにより、初めて聞こえる「音」も入っています。
○曲のカウント「1,2,3,4」を、(ドラマーではなく)ジャクスン自身が出している
○しかもそのカウントの前に、テンポを決める為でしょう、歌い出しの二小節をオフマイクで歌っている
のです! これは嬉しい!
そしてDVDオーディオ盤にはボーナス・トラックが二曲。ま、如何にもボーナス然とした、ボツらしいものですが(笑)、だからこそファンには愛おしかったりして。
人見 “Hit Me!” 欣幸, ’07.
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