Nov. 18, 2007. Back to the ’70s
(十一月二十一日加筆)
chart data: Billboard’s Hot 100 November 19, 1977
ちなみに、
DANCE, DANCE, DANCE, YOWSAH, YOWSAH
Chic
は、
No.69→58
K??:
10:07 NOBODY DOES IT BETTER
Carly Simon
No.9:
10:10 BLUE BAYOU
Linda Ronstadt
No.8:
10:14 WE’RE ALL ALONE
Rita Coolidge
No.7:
10:18 HEAVEN ON THE 7TH FLOOR
Paul Nicholas
九位のオリジナル
10:24 Blue Bayou
Roy Orbison, ’63.
No.81:初登場
10:27 TURN TO STONE
Electric Light Orchestra
※当時の誌面では ‘TURNING TO STONE’
No.6:
10:33 HOW DEEP IS YOUR LOVE
Bee Gees
No.5:
10:37 BABY, WHAT A BIG SURPRISE
Chicago
No.4:
10:40 IT’S ECSTASY WHEN YOU LAY DOWN
Barry White
No.60:
10:53 MY WAY
Elvis Presley
No.3:
11:07 DON’T IT MAKE MY BROWN EYES BLUE
Crystal Gayle
No.2:
11:10 BOOGIE NIGHTS
Heatwave
No.1:
11:16 YOU LIGHT UP MY LIFE
Debby Boone
No.40:
11:25 THE WAY I FEEL TONIGHT
Bay City Rollers
No.77:
11:28 SHORT PEOPLE
Randy Newman
No.29:
11:36 I GO CRAZY
Paul Davis
No.38:
11:40 Baby Come Back
Player
追悼ジョー・ザヴィヌル:77年のアルバム「へヴィ・ウェザー」より
11:47 Juggler
Weather Report
懸念していた通り(っていつも僕次第なのだけれど)、今週もトム・ペティをかけられなかった。持ってきていたつもりが家に置いてきてしまっていたというオソマツ。来週こそは、既にしっかりとセットしておきましたので大丈夫。御待ち下され。
いよいよ郵便そしてファクシミリが番組宛てに届く事は少なくなって来た。それだけに、「手書き」で届く便りの嬉しさは尚更に感じてしまう。
生放送中、久々に、ファクシミリ受信の音「ピー、ジリジリジリ(後者は印刷音)」を聞いた。
見覚えの有る字だった。十年前にはそれこそ毎週の様に目にしていたものだ。
音楽仲間の友人。インタネットで聴いてくれているという。
彼は僕と同い歳、そして同じくかなりの音楽通でもある。初めて会ってから、かれこれ十五年程度経つだろうか。僕自身があまり多くの人付き合いをしていないせいもあり(一人または少人数が好きであり、家で色々やっているのが一番好きだからでもあり、時間的・経済的な理由でもある)、頻繁に会う仲ではないが、こちらは勝手に同志の一人と思っている。
極めて単純に収入で推し量れば、十年前、僕は最も「音楽でメシを食えている」男だった。
96年の年末に、僕は湘南ビーチFMでレギュラー枠を貰い(開始は年明け)、その数ヶ月前から雑誌のレギュラー執筆者にもなっていた。そして他誌にも単発でちょこちょこと。
レギュラーだった雑誌は「マルチミュージック」。書店に並ぶ雑誌ではなかったので御存知の方は少ないかも知れない。とある有線放送会社が会員に送っていた会報誌だった。
彼はそこの編集者兼執筆者。彼が声を掛けてくれたからレギュラーにさせて貰えていたのは勿論なので、非常に感謝している。
バナード・エドワーズが急逝したその年の春からの半年程、僕は全く駄目だったのだけれど、それを偶然にも彼は救ってくれた事になる。「FMのオーディション、受けちゃおうか!」という様な気になれたのも、「レギュラー雑誌を持った」という勢いが有ったからなのかなあと思う。アピール材料になったかどうかは不明だが、「こんなの書いてます」とオーディションで話した所、木村社長が「何だ貴方の方が本職なんじゃないの」と言ってくれたのはハッキリと憶えている。
そもそもの彼との出会いはそれより数年前にさかのぼるだろうか。いわゆる「バンド仲間」だ。近い友人のバンドの新メンバー。それ以前からの、何となく「学生バンド仲間がゆる〜く発展した、若き社会人バンド・サークル」になりつつあった我々(関東南部人)に合流して来た彼(大宮在住)は、実に真面目でロックで(誤解されがちだけれど、真面目じゃないとロックし続けられないんだぜ!)、且つ雄弁な彼は、「何となくだらだらと合流してくる仲間」ではない、良い意味での異彩を放っていた。
より日本のロック寄りの彼は、それ故であろう、「思想としてのロック」「生活態度としてのロック」を、少なくとも僕よりも志向していると思う。
なんて、みんなの知らない友達を評論してどうすんだ、僕は(笑)。
つまり彼は僕の文筆業初期に大きく貢献してくれた恩人でもあるのです。
月刊だった「マルチミュージック」に世話になっていた一年半の間、実に良い思いをさせてもらった。
○新譜紹介は毎月四・五枚
澤田研二「サーモスタットな夏」の新譜評が出来た時は嬉しかったなあ。それから特に何と言っても、当時の新人、高橋徹也との出会いは衝撃だった。以降、彼に匹敵する才能はサンボマスターぐらいだと思う。
○季節に一度程度は巻頭特集に参加
ウィットニー・ヒューストン、ザ・ビーチ・ボーイズそしてジェイムズ・ブラウンではメイン記事を担当!
○有線番組の紹介
雑誌の主目的であるこれは、つまり「評論」ではなく「提灯持ち」。営業としての売文を体験出来た。
○音楽関連の書評
これが特に面白かったかも知れない。やっぱり文を文で紹介するのはとても納得のいく作業だ。
○取材
ピーター・バラカン氏、吉岡正晴氏という憧れの大先輩にお会いする事が出来た。
バラカン氏には著書にサインをして頂いた。ラジオやTVそのままの、優しい方だ。
吉岡氏とはこの時の取材が縁で、著書の校正・校閲等という仕事も頂いたし、シークが来る度に(笑)連絡を取り合えてもいる。
何より、執筆者と編集担当者という関係で、定期的に彼と連絡を取り、会い、色々と的確なアドヴァイスを貰った(それをファクシミリで行っていたので、彼の字をいつも目にしていたのだ)のは本当に大きな糧となっている。
GAKUちゃん、本当に有難う。昨日のDJ実演にも来てくれたのが驚きだったよ。十年前、留守番電話に君が入れてくれた「音楽ライターは携帯とパソコン無いと駄目」のメッセイジに従わずにいちゃったけど、やっとこの秋にパースナル・コンピュータを手に入れたよ。
携帯電話は相変わらず持ってないけど、そんな僕でも良ければ又何か一緒にやりましょう。
人見 ‘Hit Me!’ 欣幸, ’07.
何を今回は良い奴を気取ってんだよ、アタシは(笑)。
コメント
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いや~「マルチミュージック」製作時代は面白かったね~。
編集部も執筆陣も、みんな楽しみつつ、かなり納得のいくものが作れていたと思います。
人見君にもいい原稿をたくさん書いてもらいました。
特に僕はブラックミュージックに弱いので、その分野はほぼお任せでしたね。
ここには書けないけど、まさかあんな理由での終わり方をするとはなぁ…
全く持って残念でなりません。
僕らが担当していた頃のあの雑誌は、レコード会社や事務所、他誌のライターさん等、
音楽業界の現場にいる人たちに、とても評判が良かったのです。
なくなった時はたくさんの人から残念がる言葉をもらいました。
なので、余計に自分としても残念でした。 Like
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個人的に、編集者としての最大の凡ミスはビージーズ特集の時、
「4人時代の写真」として、映画「サージェント・ペッパーズ~」の
写真を使ってしまったこと。
本が出てすぐ、人見君から「違うよ」と指摘の電話をもらったのでした。
お恥ずかしい。
ライターとしての赤面ものは、ポール・ウィリアムスを中心とした
「ブルーサンダー」というブルースバンドのアルバム紹介です。
ゲストギタリストにミック・テイラー、アンディ・サマーズ、
土屋公平といった面々が参加したアルバムなのですが、
その原稿に「ミック・テイラー、土屋公平はお手の物だが、
アンディー・サマーズの弾くブルースというのが意外で面白い」と書いてしまったこと。
ポリスのギタリストのイメージしかなかったのでそう書いたのですが、
彼は元アニマルズなんですよね。
ブルースを弾いたって意外でもなんでもない。
お恥ずかしい。 Like
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大宮在住の関東北部人が、横浜、横須賀方面に行くと、音楽状況の違いに驚きます。
ライブスポットの数、音楽ファンの知識、完全な趣味と言うアマチュアの人でも演奏力が相当高いこと…
人見君はじめ、そこにずっといる人は、日常のことだから取り立てて感じないかもしれないけど、
音楽を取り巻く全てのレベルがとても高いのです。
大宮なんてライブハウスはできちゃ移転の繰り返しだし、
楽器店は新星堂でさえ閉めちゃうぐらいだし…
BOφWY、ROGUE、BUCK-TICK等が出た高崎まで北上すると、
また状況は変わってくるようですが、
大宮あたりは位置的に中途半端なんですね。
なので、遠いけど、横浜、横須賀方面の音楽仲間との交流は、
今も楽しく続けています。
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GAKUちゃん
「アンディ・サマーズのブルーズは珍しい」というのは、まぁ仕方無いよね。ザ・ポリース当時から、ブルーズから最も遠いロバート・フリップと演ってたし、最近はニュー・エイジ寄りだし。
フリップとかスティーヴ・ハウ辺りの例外を除けば、あの世代の英国ロック・ミュージシャンはブルーズの洗礼を受けてるんだろうけど。
手書き。CD-Rに書く単語とか走り書きとか位で、もう文章は見なくなっちゃったよね。君も良く御存知の(笑)下手っぴいな文字での長文、僕もめっきり書かなくなったなぁ。だから尚更に、近年ますます統制の取れない字体になっちゃってます・・・。
人見 Like