第160回ほかで触れている
矢作俊彦「傷だらけの天使 魔都に天使のハンマーを」。
雑誌の別冊(増刊)に一挙掲載という形で今年発表されているのだが、早速単行本になって出し直された。しかも(彼はいつもだが)大幅に加筆されている。
という訳で必然的に早くも三度目(別冊で二度読んだので)の読みに入っている(笑)。そろそろそれも読了。
面白い。実に面白い。
尚、加筆はストーリーが変わる程のものでは無い。言い回しを改めたり、少し削ったり少し足したりという程度。
尚、第152回の続報となるのだけれど、この書店が展開している折角の矢作俊彦コーナーは、遂に広さが半分になってしまった。
置いてあるのも二村シリーズ第一作「リンゴォ・キッドの休日」(角川文庫)のみ。
「レッド・ツェッペリンから後はロックで踊れなくなった」というセリフが素敵な第二作「真夜中へもう一歩」、そして基本的には(タイトルからして)パロディなのだが、格調高い傑作となった第三作「The Wrong Goodbye」(横須賀・葉山が出まくりな)は、もう並んでいない・・・。
残してくれぇ〜っ。その為にみんな買ってくれぇ〜読んでくれぇ〜!
人見 ‘Hit Me!’ 欣幸, ’08. (音楽紹介業)
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