「先に知りたい方」の為に当日夜にセット・リストを記し、内容を詳述ました。
公開当初はタイトル及び本文冒頭部にその旨の注意書きを記していました。
人見欣幸
今回は
日本初演が一曲!
と、
初来日公演であった JT Super Producers 96 Nile Rodgers 以来の復活曲が一曲!
が目玉です。
set list
Wednesday.
18th, April 2012
at BLUE NOTE TOKYO
NILE RODGERS and
the CHIC ORGANIZATION
ナイル・ロジャーズ(ロジャース)・アンド・
ザ・シーク(シック)・オーガナイゼイション
無事に初日を終えました。
先ず、御報せしたい事が二点。
アンコール演奏前の恒例となっていた撮影会は行われませんでした。その分、一曲増えたと思えば有難い。
セカンド終演後のサイン会は行われました(これはその日のナイル・ロジャーズ本人の気分や体調次第だと思います(本当に毎晩、本人の意向をきいて決めています)。
ファースト、セカンド共通のセット・リストでした。
NILE RODGERS &
The CHIC Onganization
Wendsday, April 18th 2012.
at Blue Note Tokyo
HANGIN’
(from “Tongue in Chic”-1982)
EVERYBODY DANCE
(from “Chic”-1977)
DANCE, DANCE, DANCE
(YOWSAH, YOWSAH, YOWSAH)
(from “Chic”-1977)
I WANT YOUR LOVE
愛してほしい
(from “C’est Chic”-1978)
I’M COMING OUT
(from “Diana /Diana Ross”-1980)
UPSIDE DOWN
(from “Diana /Diana Ross”-1980)
HE’S THE GREATEST DANCER
グレイテスト・ダンサー
(from “We Are Family /Sister Sledge”-1979)
WE ARE FAMILY
(from “We Are Family /Sister Sledge”-1979)
SOUP FOR ONE
(from the original soundtrack “Soup for One”-1982)
including LADY (HEAR ME TONIGHT)
(/Modjo-2000)
LIKE A VIRGIN
(from “Like a Virgin /Madonna”-1984)
OPEN UP
(from “Real People”-1980)
LET’S DANCE
(from “Let’s Dance /David Bowie”-1983)
LOST IN MUSIC
(from “We Are Family /Sister Sledge”-1979)
NOTORIOUS
(from “Notorious /Duran Duran”-1986)
THINKING OF YOU
シンキング・オブ・ユー(想うのは貴男のことばかり)
(from “We Are Family /Sister Sledge”-1979)
CHIC CHEER
陽気な仲間
(from “C’est CHIC”-1978)
MY FORBIDDEN LOVER
禁じられた恋
(from “Risque”-1979)
LE FREAK
おしゃれフリーク
(from “C’est Chic”-1978)
GOOD TIMES (※)
(from “Risque”-1979)
including RAPPER’S DELIGHT
(/Sugarhill Gang-1979)
HANGIN’ (reprise)
from “Tongue in Chic”-1982)
今回加えられた二曲以外の解説はこちら。
(2010年分に手を加えたもの)
そして。
二曲!
LOST IN MUSIC
欧米(特に欧州)では人気のこの曲は、以前より海外では演奏されており、日本での演奏が待たれていた一曲。日本でもリハーサルでは何度か試されていたものの、本番で演奏される事は無かった。ひと晩二回の公演という時間の制約で、優先順位からどうしてもカットされる運命にあった。
今回は「兎に角、曲を多くしよう」という意図が感じられ、トーク少なめ、曲を立て続けに演奏する形を取っている。写真撮影が無くなったのもその意図に沿っての決断だろう。それによってこの曲がセット・リスト入りしたのだと考えれば、撮影カットも有難い事と言えるだろう。
彼のコード弾きのみで曲が始まり、バンドが入り、歌(いきなりサビ)と同時に彼のギターが16ビートになる時点で昇天必至。
NOTORIOUS
時折、打ち合わせなし(記憶だけで何と無く演奏)の遊びで少し披露される事は有ったものの、遂にセット・リスト入りしている事が先月あたりから彼のブログで明かされていたのが、このジュラン・ジュラン(デュラン・デュラン)の一曲。1986年に発表された同名アルバムはナイル・ロジャーズとバンドの共同プロデュース名義だった。ギターリストの一人としても参加しており、この曲のプロモウション・ヴィディオにもロジャーズは出演している。
James Brown “Soul Power” のギター・パターン(キャットフィッシュ・コリンズだ!)を DD 楽曲にぶつけるというユニークな発想に改めて感動。改めて楽曲の良さ、アンサンブルの骨格はシークからかなり頂いていたのだという事に気づかされる。DD 作曲なのに、ロジャーズ/エドワーズ楽曲に挟まれて演奏されても違和感(もっと言えば遜色)が無いという事にも驚く。本当に良い曲だなぁ、と。
因みに歌は(デイヴィッド・ボウイー担当のラルフではなく[笑])キムとフォラーミが担当しており、「男唄」を気丈に歌う八代亜紀や坂本冬実の様な凄味を感じられなくもない。
(※、四月二十二日加筆)
確認出来た範囲では、今回、最終曲「Good Times」エンディングでジェリー・バーンズが毎度の様に入れる他曲のフレイズは、以下の通り(以前より、いつもこのどちらか)
初日ファースト
Boogie Oogie Oogie /A Taste of Honey
初日セカンド、二日目ファースト、二日目セカンド
Skin Tight /Ohio Players
こちらはブルー・ノート東京のスケジュール。
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Blue Note Tokyo
人見 ‘Hit Me!’ 欣幸, ’12. (音楽紹介業、特にシークPR業)
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