Ashford & Simpson アシュフォード&シンプスン(シンプソン)の
Nickolas Ashford
ニコラス(ニック)・アシュフォード
が亡くなった。
八月二十二日。享年七十(六十八とも九とも)。
咽喉癌(throat cancer)。
こちらは abcニューズ(英文)。
癌で闘病中、しかもこの日、二度目の手術を受けてそれを成功裏に終えたばかりのナイル・ロジャーズによるトウィッター(ツイッター)上での呟きで知った。
拠点を同じNYに持ち、先輩或いは友人として交遊を持ち、レイ・チュウ等、起用するミュージシャンも共通の面々がおり、ナイル本人も彼等のアルバム二枚に参加している。
そして同じく癌で闘病中。
心中察するに余りある。
from L to R: Valerie Simpson, Nickolas Ashford
Ashford&Simpson: Love or Physical (1989)
includes
Timing -guitar: Nile Rodgers
center: Maya Angelou
Ashford&Simpson with Maya Angelou: Been Found (1996)
includes
Where We Come From -produced by Nile Rodgers, Nickolas Ashford and Valerie Simpson
This Time It’s Real -guitar: Nile Rodgers
又、上記のトウィッターでの呟きで、ナイル・ロジャーズはこう記している。
Ashford and Simpson gave CHIC our first big break-We arranged “Don’t Cost You Nothing” & “By Way Of Love’s Express”-R.I.P. Nick Ashford
いずれも1978年のアルバム “Send It” 収録曲で、シングル曲にも選ばれている。手持ちの LP で確認したが、彼等のクレディットは無かった。
arranged by Paul Riser
guitar: Eric Gale
bass: Francisco Centeno
drums: Christopher Parker
彼のトウィートから想像するに、原編曲をロジャーズ&エドワーズにさせた模様。
実際の演奏者と表記の演奏者が異なる事がままあるが、この二曲のギターはロジャーズではないだろう。というより、明らかにこのギターはエリック・ゲイルだ。
贔屓目(耳)かも知れないが、ベイス・プレイが同作の他の収録曲と較べてスタカート気味に聞こえるのは、エドワーズによる元のプレイを有る程度なぞっているからかも知れない。
プレイそのものはレコードに採用されなかったものの、レコード・デビューするかしないかという頃としては「経験」というチャンスを貰えただけでも充分だったのだろう(そりゃあ勿論、名前が載らなかったのは悔しかったとは思うが)。
ひとまずナイル関連を記したのみだが、これを一報として。後日加筆予定(済みません、今は無理です)。
special thanks to MYERS_B (on twitter)
何も知らない中学一年の時、チャカ・カーンというソウル&ディスコの人の「アイム・エヴリー・ウーマン」という曲を聞いて好きになった。イントロから歌から演奏と、徹頭徹尾素晴らしい。
大学生になりレコードを買ったら驚いた。
プロデューサー:アリフ・マーディン
作詞作曲:アシュフォード&シンプスン
演奏者:スタッフとAWBの連合軍にシークと同じジーン・オーロフが仕切るストリングズ・セクション。
何だ、道理で好きな訳だと戦慄しつつ納得したっけ。
(続く)
人見 ‘Hit Me!’ 欣幸, ’11. (音楽紹介業)
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